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東京北部ユニオン
(旧・福祉労働者連帯ユニオン)
 
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スケジュール

「自粛」「政治休戦」「挙国一致」ナンセンス!

全原発を即時停止・廃絶せよ

大震災と闘い生き抜く団結を!

労働組合こそ被災地救援・反原発の闘いの先頭に!

 4月6日(水)午前11時30分 スタート
会場は、「街」の前の駐車場


「街」分会・団結・お花見
国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm

4月5日(火)
昼食はリッちゃんのカレー
アサリとジャガイモの洋風煮 和食はエボ鯛 ウニ
 東北から礼状 Tさんも食べます 1000万人署名 ↑
                    「前進」の読み合わせ。          明日のお花見用に超高級牛肉の差し入れ
 
今日も火曜日恒例「昼休み前進読み合わせ」!!
原発事故を受けて読み合わせ・討論。
 
原発は
①放射能汚染の危険性
②完全制御の不可能性
③労働者の被爆なしに成り立たない
という点で、人間社会とは相いれないことがはっきりしました。
 
核の暴走がいったんおきると、取り返しがつかない、人が制御できないのだ、とはっきりしました。原発全廃しかありません。
この原発全廃ということは、資本主義の原理を破棄することです。労働者階級による社会の根本的組み替えが必要です。原発全廃するには、革命以外にはありません。
 
原発は「運転・保安」の考え方から言ったらまったくありえない産業です。「運転・保安」の全否定で成立しているのです。資本主義の究極的な悪、腐敗がここに噴出している。資本主義や国家の為なら命を削ってでもやる、という人間を作らなければ成り立たないからです。
原発事故に対して、怒りを爆発させましょう。
 
今日、「街」に福島から、(被災して)引っ越してきた、という家族が買い物に来ました。
この労働者と、これからどういう風につながっていくのか、共に闘っていくのか・・・。
資本家階級を、社会を、全面的にひっくり返しましょう!
 
1000万人署名 →
夕食はスペアリブ リッちゃんのポテトサラダ 五目厚揚げ焼き
きゅうりの一本漬け シジミの味噌汁

今日のビラ、その①
杉並でヒロシマ・フクシマ発1000万人署名、用紙は「ヒロシマ大行動」ホームページから取れます。
http://hiroshima100.net/daikoudou/index.htm
ヒロシマで発行したニュースもダウンロードできます。

今日のビラ、その②

4月4日(月)
夕食は… 豆腐チゲ ブリの照り焼き
サラダ モズク酢 デザートは蜜豆
本日より法大新歓!!
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
盗撮する公安警察・江上と岡野!
学外で勧誘するサークルを追い払うヤクザ!
ものすごい人だかりです。自粛ムード一切なし!さすが法大生!!
キャンパス中央がタハリール広場に!

 だ  ん   け  つ 2011年4月4日
№575
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

【東北石けん労働組合の声明】
大震災と原発事故の一切の責任は、新自由主義を暴走させてきた政府と巨大独占資本にある!
被災地の怒りを束ねて生き抜く闘いを開始しよう!
今こそ全被災地で、生きるための階級的な団結を創り出そう!
全ての原発を今すぐ停止し、廃炉にせよ!
 今回の東日本大震災は、未曽有の犠牲と、空前の災厄を被災者にもたらした。死者・行方不明者は3万人を超え、さらに拡大しようとしている。自治体、街丸ごとが消滅してしまうような壊滅的な事態が広範囲の地域を襲った。さらにそれに加えて、東京電力福島第一発電所におけるチェルノブイリ級の大事故が被災者の生活と命を奪いながらなお深刻化している。
この大震災、原発事故は「天災」なのか。断じて否である! 

 このかん、大恐慌と戦争情勢のもとで労働者階級人民に対して、その生活と命を奪うあらゆる攻撃がかけられてきた。新自由主義は、1千万人を超える労働者を非正規雇用に突き落とし、生活できない膨大なワーキングプアをうみだしてきた。また、地方においては平成の大合併の過程で自治体職員の大リストラが強行され、まさに地方切り捨ての政策が強行されてきた。

 宮城沖大地震の起きる確率は近いうちに99%と語られながら、必要な規模の堤防の建設すら一切なされてこなかった。地震の巣の上に建設され運転されてきた原発の危険性を繰り返し指摘されながら、東京電力と政府は「安全だ」「二重三重の対策が講じられている」などとして、地元住民の反対を金の力で沈黙させて、原発を稼働させ続けてきた。

 今起こっている事態はいったい何なのだ! 危険など百も承知しながら、利潤を生まないものには一切金を出さない、新自由主義の暴走の最後的表現として今回の大惨事が生み出されたのは明白である。資本主義の労働者人民に対するむき出しの階級戦争の結果として膨大な犠牲が生み出された。犠牲者は、天災ではなく新自由主義によって殺されたのだ!
今、われわれが立ち向かおうとしているものをはっきりさせよう。大震災と原発事故すらをも利用して、命脈尽き果てたブルジョアジーとその政府が、「国難」「挙国一致」を呼号して、一気に階級闘争を圧殺しようとしている。大震災と原発事故は、さらに膨大な労働者から仕事を奪い、大量失業が大問題として現れてくる。

 われわれの回答は鮮明である。資本家どもによる階級戦争に対して、労働者階級の団結の力で政権を打ち倒し、自らの手で労働者の生きられる社会を建設していくことだ。求められていることは、被災地の怒りに思い切って踏み込み、資本主義・新自由主義への怒りを徹底的に組織することだ。衣食住のすべてを奪われている被災者の階級的な怒りを束ねる唯一の担い手として、階級的労働運動が一気に情勢決定要因として登場することが求められている。資本主義の救済運動に人民を組織しようとする体制内勢力との大党派闘争に勝ち抜こう。
すでにわれわれには、新自由主義と真正面から対決し、団結を強化して闘い続けてきた動労千葉の闘いの地平がある。ここにこそ労働者階級の勝利への道がある。国鉄全国運動と結合して階級的労働運動の爆発的な前進を勝ちとろう。
東北石けん闘争は、新自由主義との闘いそのものとして闘われてきた。被災者の怒りと闘いは、東北石けん闘争と不可分一体のものである。解雇をはじめとしたあらゆる攻撃がかけられても、それで終わりなんかじゃない。闘って生きる道がある。このことを微力ながら身をもって表現してきたものが東北石けん闘争である。

 今すべての被災地において無数の労働者人民の手で生きるための共同の闘いが生み出されている。ここにのみ希望がある。資本家どもとその政府は、これをおそれ、階級的怒りの噴出をたたきつぶすことに躍起となっている。こんな奴らにわれわれの団結を奪い取られてたまるか! 今あらゆる被災現場で人民が開始している生きんがための闘い、それを通した職場・地域に広がる団結の力こそ、ソビエト(コミューン)の萌芽そのものだ。

 政府・ブルジョアジーには、今回の大惨事を解決することなどできない。統治能力のさらなる喪失が進行することは不可避である。復興のゴールは、資本主義による災害復旧などでは断じてない。プロレタリア革命こそがそれをなし得る唯一の道だ。
この闘いは、世界史を塗り替える勢いで今現実に前進しているエジプト革命を先頭とした国際的な闘いと一体のものだ。
東北石けん労働組合は、心からの連帯を込めてすべての被災者、人民に訴える。今こそ階級的な怒りを徹底的に組織化し、体現し、被災地の現場に階級的団結を創り出そう! 今現在あらゆる被災現地で闘われている生きるための闘いの中に新しい社会建設への道がある。全ての被災地をタハリール広場にしよう!            
                        2011年3月27日


No.

    起きていることはすべて人災だ   原発・放射能汚染・津波・大失業
▼未だこの現実!
 死者数は1万人をこえ、どこまで増えるのか未だ予想もつかない。今も数千の遺体が体育館などに放置されている。2週間以上がたつというのに、避難所に届いている食料は未だ1日にお握り一個・パン一個のレベルだ。政府は完全に統治能力を失っている。
 避難所や病院、老人介護施設が深刻だ。避難所や病院で亡くなる人が急増している。ガソリンがなく、病人を病院に運ぶこともできない状態が今も続いている。ガソリンは不足しているわけでも、輸送できないわけでもない。破壊されたこれまでの流通経路以外の手段での輸送コストを考えて企業は動かず、政府は何の手も打っていないのだ。無為・無策によって無数の人たちが殺されている。水も飲めず、牛乳や野菜も食べられず、海水からも高濃度の放射能が検出されている。
 この期におよんでもなお、政府やマスコミは「健康上問題はない」と繰り返している。パニックを起こすことを恐れてまともな避難対策すらとっていない。これはもはや犯罪行為だ。
▼大失業が始まっている
 被災地だけではない。すでに全国で膨大な労働者が職を失い、解雇されている。その数が何十万人に及ぶのか、未だ把握すらされていない。震災や計画停電で無数の事業所がとまっている。自動車、電気など、数千・数万点の部品を一次・二次・三次下請に丸投げしてきた収奪構造のなか、全国で多くの大工場がストップしている。非正規職に突き落とされてきた労働者たちは、社会保障も全く適用されない状況のもとで収入の手立てを失っている。日本は失業列島になろうとしている。
 この事態に対して厚生労働省がやったのは、「休業保障をする必要はない」という通達を出すことだった! 労働者も農民も漁民も全てが生きる手立てを失おうとしている。
 こんな状況の中、大銀行が共同で東電に1兆2千億円の融資を行なうことを決定した。奴らは東電の倒産・国有化をにらんで、絶対にとりっぱぐれはないとふんでいるのだ。それは全て労働者に付けが回されるのだ。
 さらに、当座の円を確保しようする資本家、それにむらがって利鞘を稼ごうとする投資家どもによって急激な円高が進み、日銀は80兆円をこす金融緩和対策を実施した。ハゲタカのような奴らだ。社会のあり方が根本的に間違っている!
▼悲劇の本質
 地震で生命を落とした者はほとんどいない。何の対策もとられてこなかった津波によって殺されたのだ。起きている悲劇は、徹頭徹尾、資本主義・市場原理・新自由主義攻撃によってもたらされたものだ。日がたつにつれその本質は剥出しになっている。
 原発がその象徴だ。日本には原発がなくても電力需要をまかなうだけの火力・水力発電所がある。政府と電力会社はそれを停止させ、あたかも電力が足りないかのように宣伝し、情報操作をして54基もの原発を造り続けた。原発建設は1960年代から進められてきたが、それが一気にエスカレートしたのは、1983年にレーガン政権と中曽根政権のもとで新日米原子力協定が締結されてからだ。核燃料再処理施設、高速増殖炉、ウラン濃縮施設の建設、レーザー濃縮の研究が一気に推進された。原子力政策は、新自由主義攻撃、民営化を軸とした労働者への全面攻撃と完全に期を一にした資本主義の生き残り政策であった。それに何兆円もの国家財政が投入された。その何分の一かが堤防対策に使われていたらこんな悲劇は起きなかった。三陸沖での地震は「99%の確立で起きる」と予測されていたことだ。過去にも十数mの津波がおし寄せた記録があるというのに現実はたった3mの堤防。これが現実だ。
 政府は今も各地の原発を稼働させ続けている。今、止めなければいけない! 浜岡原発は活断層の上に立っている。東海大地震も近く必ず起きると予測されている。今度は津波ではなく原発の直下で起きるのだ。だが、価値増殖が自己運動する資本主義社会では、それがどれだけの人命を奪おうが限度などないのだ。
▼全世界の仲間たちに
 損壊した原発からは高濃度の放射能が放出され続けている。何度もの爆発で大量の使用済み核燃料が露出し、炉心の状態は把握することもできない。これから何が起きるのか、誰もが恐怖に震えながら、日々を生き抜くために懸命に闘っている。労働者も農民も漁民も逃げることなどできないのだ。「絶対に安全だ」と言って原発建設を推進した奴らに怒りがこみあげる。われわれは全ての原発を停止させるために闘いぬく。全世界の仲間たちに訴えます。今こそ原発と核を廃絶するために立ち上がってほしい。「すべての原発を止めろ」と日本政府に怒りの声を叩きつけてほしい。
 起きている現実はわれわれの力を遥かにこえたものだ。しかし、満ち溢れる怒りの声と結びつくことでそれに立ち向かうことのできる力を獲得しなければならない。生き抜くために闘おう。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!


4月3日(日)
荻窪・二葉のラーメン その先にある「べるべる」
今日も杉並の知り合いのお宅を訪ねてまわりました。
「被災地救援・反原発の大運動を!!」と、話します。

原発事故に関して、政府の発表、原子力保安院、東電、それぞれの発表が食い違ってばかりいることに不信をもっている人がたくさんいます。
AC(旧公共広告機構)のテレビの広告にうんざりしている人もたくさんいます。(ACは東電常務の西澤俊夫が理事。電力会社から合計8人が役員になっている)

「この北島邦彦さんのパンフを読んだことがあります。西荻窪の駅頭でもらいましたよ。がんばって一人で演説してましたよ」と、応援してます、と言ってくれる若いご夫婦。(赤ちゃんがいました)

原発事故をどう考え、何が必要か、と話すうちに、「前進を読みたい。」と言う労働者のお宅がありました!!さっそく届けました!!

 だ  ん   け  つ  2011年4月3日
№574
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

仙台の現地対策本部から現況報告 その①
■3・11大震災から3週間が過ぎ、仙台の現地対策本部から現況報告が寄せられました。また東北石けん労働組合の3月27日付声明(次号、その②で)が出されています。以下に掲載します。
          【仙台現地対策本部の報告】
 大震災は新自由主義が破壊した社会の姿を暴き出した!

 全国の仲間たち! 3月11日に襲った大震災と津波は、数万人の死者・行方不明者、数十万人の避難民という大惨事を労働者階級人民にもたらした。壊滅的被害を受けた沿岸部で目に飛び込んでくる現実は、誰もが一度は打ちのめされ、無力感、絶望感に襲われるほど、すさまじいものだ。高さ10メートルを超える濁流が、瞬く間にすべての工業施設、船舶、自動車、家屋を破壊し尽くし、次々と凶器となって人々を飲み込んでいった。海まで見渡す限りの瓦礫の山。道路や田んぼに横たわる無数の船舶。コンビニや家屋に突き刺さった流木。延々と続くおびただしい自動車の残骸。まさに戦場そのものだ。

 この現実に向き合えば向き合うほど、死線をこえた被災地の労働者、農民、漁民、住民が、この3週間必死に生き抜いてきたことが、いかにすごいことなのか実感する。そして、われわれも全国の仲間の支援を受け、生き抜いてきた。
しかし、われわれがが被災地で生き抜く中で目の当たりにしたものは、大震災がもたらした大惨事だけではなく、新自由主義によって徹底的に破壊され、切り捨てられてきた社会の生々しい姿だった。新自由主義が徹底的に破壊した社会に、大震災と津波が襲いかかった。新自由主義が被害を数倍、数十倍にしたのだ。

 3・11大震災は、労働者、農民、漁民の新自由主義に対する根底的怒り、無為無策の菅政権に対する根底的怒りを生み出している。そして、被災地では、苛酷な状況の中から、多くの仲間が団結し助け合い、生き抜く闘いに立ち上がっている。とりわけ、労働者は組合活動の中止を指令した体制内指導部と対決し、執行委員会を召集し、闘う団結を甦らせる格闘を開始した。被災地から現況を送ります。

(1) 新自由主義が切り捨てた地方を大震災がおそった

 なによりも、震災と津波で亡くなった人々の6割以上が60歳以上のお年寄りという事実だ。新自由主義は北海道、東北など多くの地方を切り捨て、助成金を打ち切り、医療、教育、福祉をことごとく破壊してきた。青年は生活と仕事を求め、遠隔地へ通勤するか、ふるさとを離れる以外なかった。お年寄りを先導する青年労働者がいれば、多くの命を救うことができた。とりわけ、「平成の大合併」によって2000年には71あった市町村が2009年には35まで削減されてきた。地方自治の切り捨てと自治労破壊を目的とした「平成の大合併」は自治体労働者を削減すると同時に、広域に配転し自治体と地元住民を切断してきたのだ。

 震災直後、誰もが、水、食糧、燃料がまったく手に入らないという現実にぶつかった。
それは、東北自動車道が震災によってズタズタに寸断されたためではなかった。菅政権が救助・救援よりも治安を最優先し、直ちに東北自動車道をはじめとした幹線道路を完全に封鎖して支援物資とボランティアの協力を断ち切り、自衛隊10万の軍事車両、警察の緊急車両の専用道路としたことがもたらしたものだった。

 大手スーパーとコンビニエンス・ストアが閉店した瞬間に、労働者、とりわけ青年労働者とお年寄りは水、食糧を直ちに奪われた。新自由主義は地元商店街を一掃し、労働者は郊外型大型スーパーと市街地のコンビニエンス・ストアに依存する以外なくなっていた。とりわけ、低賃金の青年労働者、年金生活のお年寄りは、コンビニエンス・ストアで日々の食糧を得る以外なかった。アパートに炊飯器をもたない青年労働者は携帯のみで放り出された。これは震災が引き起こしたのか?

 多くの避難所となった学校でも、直ちに水・食糧・燃料・毛布がまったく手に入らない。ある小学校では、1日1食、それも2年前に消費期限のきれたカンパンが配布されただけだった。ある小学校では、やはり1日1食、わかめ入りのα米おにぎりひとつが配布されただけだった。これは、震災がもたらしたものなのか? 徹底した切り捨てがもたらした現実ではないのか! なぜ、学校で炊き出しができないのか? 給食センター方式で、学校給食を民営化・外注化した教育の民営化、新自由主義がもたらした現実ではないのか! すべては、震災は100%起き

ると防災訓練を繰り返しながら、新自由主義のもとで地方を切り捨て、労働組合や地域住民のあらゆる共同性を解体してきたからではないのか!

 水道の復旧作業にあたった水道労働者は、震災以前に強行されてきた水道事業の合理化と徹底した要員不足の現実にぶつかった。以前は複数の系統があり、1カ所が破損しても別の系統を通して復旧することが可能だった。しかし、水道局は水道の系統を1系統に集約・合理化すると同時に、要員を徹底的に削減してきた。そして、この1系統が破壊されたとき、すべての水供給は直ちにストップしてしまったのだ。

(2) 避難所自治を組織した住民の闘い

 数百人から1000人を超える被災者が避難した避難所でも、古くからの町内会自治が残っている地区と新自由主義によって町内会自治をバラバラにされた地区では、避難所自治の建設をめぐって歴然とした違いが現れた。

 古くからの町内会が維持され自治が残っていた地区では、労働者住民自身が1000名を超える被災者を町内会ごとに組織図をつくり、物資班、食糧班などの任務分担を決め、避難所自治を立ち上げていった。被災した労働者住民自身が避難所自治を担ったことによって、避難所となった学校の教育労働者の労働時間は8時間勤務が維持され、泊まり勤務の交替制によって運営された。だが、新自由主義によって町内会的団結が奪われ、バラバラに切断された地区では、避難した学校で避難所自治を建設することが困難を極めた。教育労働者の労働時間も12時間を超え、これに泊まり勤務が重なる激務となった。
 しかし、このような苛酷な状況の中から、すべての避難所で教育労働者、自治体労働者、そして、労働者住民は話し合いを組織し、団結し、助け合いながら規律を作り、避難所自治を作り出していった。ある避難所では、街ごと津浪に流され行政機構が崩壊する中、住民自身が数千名の名簿を復活させて安否を確認し合った。労働者住民が団結すれば、資本家や資本家のための行政機構なしで社会を運営できることを示した。

(3)体制内労働運動指導部の政治休戦主義を打ち破り、被災地救援・反原発の先頭に労働組合が立ちあがろう!

 3・11大震災を前に、菅政権は「国難」「政治休戦」をキャンペーンし、労働組合の闘いを圧殺することに全力を挙げた。

 津波発生時には絶対行ってはならない沿岸部の学校を避難所に指定するなど、市防災本部当局の指令は大混乱を極めた。食事をとる時間すらない! 仲間に対する必死の思いと当局に対する怒り! 多くの組合員は市防災本部のデタラメな指示と激突しながら、被災者支援とライフラインの復旧に全力を挙げ、不眠不休の闘いに突入していた。この中で、多くの組合員たちは、労働組合は何をなすべきか? 組合員は何をなすべきか? 何より組合員の安否を確認しなければ! と真剣に悩んでいた。組合の方針を切実に求めていた。

 しかし、体制内労働組合指導部は労働組合の会議・行事・催事を中止するなど、組合活動の停止を指令した。「いてもたってもいられない。何かしなければ!」という多くの組合員の思いを逆手にとって、資本、当局の「国難」「政治休戦」に率先協力し、資本主義の復興にむけた挙国一致体制に組合員を組み込もうとした。

 3月末から4月にかけて、震災を口実に、生き残った数十万、数百万の労働者に対し、全員解雇・雇い止めが無慈悲に襲いかかっている。県・市当局は、復旧最優先などと言って、一方で、全国から自治体労働者を大動員しながら、他方で、3月31日をもって大量の非正規労働者の雇い止め解雇を強行した。市の外郭団体では入札ができないためという理由で、メール1本で非正規労働者に対する雇い止め解雇が通告された。3・11震災以後、自治体の非正規労働者は正規職員と同じように、日常業務に加えて避難所の泊まり勤務に就き、市当局のデタラメな対応に対する住民の苦情の矢面に立ちながら、住民が避難所自治を建設し運営していく格闘をともに担ってきた。職場の誰もが日常業務に加えた震災業務に忙殺される中で、今なぜ雇い止めなのか! そもそも非正規とはどういうことなのか? という根本的疑問と怒りを持ち始めている。

 このような事態の中で、現地対策本部に結集する仲間は、体制内執行部の政治休戦を打ち破って、執行委員会の召集をかちとり、労働組合の旗を打ち立てる闘いを開始した。労働組合が「すべての原発を直ちに止めろ! すべての非正規労働者を正規労働者にしろ! 震災解雇を許さず、すべての労働者の雇用を保障しろ!」を掲げて登場する闘いを開始した。大恐慌下の大震災・原発大事故に立ち向かい、大震災・原発大事故を口実にた解雇自由・労働条件の暴力的破壊を策す当局・資本と闘い、労働組合を甦らせる闘いを開始した。その先頭には、青年労働者が立っている。
震災解雇、労働条件をめぐる激変、
原発事故との闘いは、これからが本番です。
東日本震災救援対策本部、仙台現地対策本部に結集し、団結してともに闘おう!

4月2日(土)
前夜、書道家・ノブオちゃん登場「魑魅魍魎」を画く
さくらの開花近し
昼食はパン 差し入れのウニを使ってパスタ
← 明太子パスタ


スープとデザート →
東電への抗議デモで逮捕された3人が、たった1日で奪還されました!
むちゃくちゃな逮捕に怒り爆発です!こんな不当な逮捕は絶対に許せません!
しかし、たった1日で釈放ということは何を意味しているのか。これは資本主義が本当にもう終わっている、ということに他なりません。政府も、資本もボロボロです。

今、まさに私達、労働者階級が権力を握れるところまで情勢が来ている、ということではないでしょうか!
今こそ、労働者の団結した力で社会をひっくり返しましょう!
「闘えば勝てる!」
決定的な時が来ています。共に立ち上がりましょう!闘う労働組合を甦らせましょう!
国鉄全国運動を軸に闘い抜きましょう!
7
夕食は鶏肉・エビ・アスパラ・帆立・三里塚のネギ、ポテト、ナスの鉄板焼き サラダ
庄ちゃんの遺品・ホッピー

 だ  ん   け  つ 2011年4月2日
№573
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

相模原市議選告示、
西村あや子候補が第一声
 4月1日、相模原市議会選挙が告示され、西村あや子候補が10日間の選挙戦に飛び出した。小田急相模原駅近くの選挙事務所で支持者に囲まれた西村候補は、「原発絶対反対の唯一の候補として闘い、なんとしても勝利する。昨日、行動する議員として東京電力に抗議デモに参加した。犯罪企業が国家と警察に守られ、逆に抗議デモを闘った学生が逮捕される。これがこの国の正体です。津波も原発も人災そのものです。これに怒って叫ぶのは当然なのに自粛、自粛とポスターに張っている候補までいる。日本共産党は『原発は安全を確認してから』と言っている。自粛モードは黙って国策に従えという攻撃です。私は堂々とすべての原発を止めろと要求し、労働者民衆の原発への怒りを束ねたい。

 
解雇や雇い止めが始まっている。政令指定都市となっていいことは何もない。国の借金のつけを労働者民衆に押しつけられてはたまらない。菅政権は大震災でまたぞろ増税を狙っている。労働組合をよみがえらせ、労働者一人ひとりの選挙として闘ってなんとしても勝利したい」と当選への執念を語った。

 選挙事務所前で地元商店街に向かって立候補のあいさつを行った後、支持者とともに商店街を練り歩いた。そして、西村さんが40年、住み続け、闘い続けてきた相模台団地に向かい、くまなく歩きながらあいさつ。団地中央の公園で立候補の第一声を上げた。ここでも力をこめて大震災と原発事故への怒りの声を上げようと呼びかけ、「すべての原発をしっかり止めさせ、労働者の団結で生き抜こう」と訴えた。

 今回の相模原選挙は、相模原市が政令指定都市になって初めての選挙であり、全市一区だった選挙区が3区に分割された。西村さんが立候補した南区は中でも最激戦区、定員19人のところに朝の受付で29人が立候補を届け出た。4期16年、反戦反基地を貫いてきた実績と、国鉄闘争全国運動・神奈川の呼びかけ人として活躍する西村候補への1票1票は、世界大恐慌下、未曾有の大震災、原発事故に立ち向かう団結投票そのものだ。4月10日の勝利に向かって攻勢的な闘いがスタートした。(M)

東電抗議デモで不当逮捕された
3名の学友を奪還!
 みなさん! 4月1日夕方、3月31日の東電に対する抗議デモで不当逮捕された学生3人を獄内外の団結した闘いで奪還しました!

 今回の逮捕は本当に無茶苦茶です。「ゆっくり歩いた」ことが「公安条例違反」などと破綻しきった論理でもって弾圧を行ってきたのです。ブルジョア法的根拠すら無視して「原発反対の声をあげさせない」ために躍起になっているのが東電、国家権力、そして菅政権だということがハッキリしました。絶対に許すことはできません。私たちはたった一日で釈放されたとはいえ、断固として東電と菅政権の責任を徹底追及していく決意です。

 今回の弾圧を含め、社会には怒りがマグマのように渦巻いています。労働者・農民・漁民・学生が一体となって、今こそ原発廃止・菅政権打倒に向けた巨大な闘いを巻き起こそう! 3名奪還の勝利から4月新歓闘争を爆発させ、5月沖縄闘争、8・6―8・9ヒロシマ・ナガサキ反戦反核闘争へ攻め上っていこう!(法政大学・U)

    
以下、奪還された3学生のアピールです。
全学連委員長・織田陽介
先ほど無事釈放されました! ともに声をあげて下さったみなさん、本当にありがとうございました。
しかし、私は怒りでいっぱいです。私は東北大に入学し、5年間仙台に住んでいました。今もたくさんの先輩や、後輩や、仲間が被災地にいます。今も原発は多くの被曝者を出し、死者を出している。これに声をあげて逮捕されるとは! 手錠をかけられ牢屋に入れられるとは!
本当にすべての人にともに声をあげてほしい。特に東京電力の労働者のみなさんには、本当に今たちあがってほしい。自分の会社が嘘を突き通し、人を殺し、人命よりも会社の株価や財産ばかり見て、それでも原発政策で金儲けを続けようとしている。自分の会社の前で逮捕者が出るような事態になっている。勇気をだして立ち上がるのは今ではないでしょうか。
私はもっともっと怒って闘います。一緒に闘いましょう!

文化連盟委員長・斎藤郁真
まずは、皆さまの熱い支援のおかげで奪還されたことにお礼を言いたいと思います。ありがとうございました!
今回の不当逮捕の中で見えてきたことは、敵権力の脆弱性だと思います。明らかに全人民的な犯罪企業である東電への抗議活動が広まることを恐れ、「とにかくなんでもいいから逮捕しろ」というふうに逮捕したにもかかわらず、人民の怒りに負けて結局一泊二日で釈放してしまうお粗末さ。弾圧には弾圧の論理があるものですが、完全に破綻しています。
どんなに巨大に見えても、デマと暴力でしか人間を組織できないブルジョア権力のくだらなさがこの大恐慌―大地震情勢でますますあらわになっています。勝利しているのはわれわれです。ともに闘い抜きましょう!

全学連委員長代行・坂野陽平
本日の奪還を新たなる闘いへの第一歩とすべく、アピールをしたためます。
私たちに対して行われた不当逮捕の真実をすべての人々に明らかにしたい! 「すべての原発の即時停止」を訴え、東京電力に対してデモを行った――これが私たちの行動のすべてです。私たちのこの行動が「犯罪」なのですか! 不正義なのですか! 今なお原発に苦しむ現地住民、農民、そして反原発の声を上げる全世界の労働者民衆の怒りが、法の名の下に蹂躙されていいのですか!
私たちは今回の行動によって動揺することも、ひるむこともありません。この世の中に怒りの声があふれる限り、私たちは怒りの声を上げ続け、勝利の日まで闘いぬきます。
東電労働者のみなさん! 東電幹部が踏みにじってきたのは、原発に苦しむ住民の声だけですか! 今こそ東電労働者は怒りの声を上げよう! 労働組合を甦らせよう!
農民のみなさん! TPPによって自らの存在を否定され、原発によって生きることすらままならなくなった今こそ、あなたたちの怒りの声が必要です。労働者とともに闘おう! 政府は農作物の被害をすべて補償せよ!
全国・全世界のみなさん! 日本の労働者民衆は、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニの怒りを絶対に忘れない! 今こそ、あらゆる分断をぶち破り反戦・反核・反原発の闘いに打って出よう!

4月1日(金)
奪還されました!!
完!全!勝!利!
世界の労働者階級人民の力が、3人を奪還した!
もやは支配階級には何の力もない、根底的な崩壊が始まっているのだ。
労働組合を基軸とする団結と飛躍によってのみ、情勢を解決することができることが証明されつつある。
日帝の力が、屁でもない(ただの、すかしっ屁である)ことが明らかになった。
革命情勢は、彼らを拘留しておくことを許さなかった!
わっしょい!!
勾留つけられず!!

大勝利!!

皆様ありがとうございます!!

これをバネに新歓決戦を闘い、反原発署名を大爆発させましょう!!
昼食はアナゴちらし 三里塚のの野良棒菜のお浸しと 埼玉産・野良棒菜の炒め
ずっと続く帆立の稚貝の味噌汁
夕食はアジの刺身、イカの沖漬け 巨大・焼き鯖 庄ちゃんの遺品の蟹の皿に、
赤ナマコの刺身+キムチ
アーサー(アオサ)汁
 1930年代のスペインで生きていたスペイン人のオジーが、スペイン内戦を語る。反フランコ・反スターリン主義ぐらいまで話しになる。野島三郎「革共同の内戦論」を思い出しながら、語るが、イマイチ伝わらないもどかしさ。でも彼は、「街」が好きで、時々、話しに来る。しかし反帝国主義・反スターリン主義の理論は、万国共通だ!
 ここのところ、めったに来なかった労働者が連日来店する、ということが続いています。何人もの人が「何か情報が聞けるかも」という思いで「街」に来ています。
 
 原発事故でどうしていいのか不安な人、被災地に何かしてあげたいんだけどという人、今一体どうなっているのか、どう考えたらいいのか知りたい人、「街」は何か言ってくれるはず・・・という期待です。
私達が伝えたいのは、こんな社会はひっくり返すしかない、今こそ労働者が主人公の社会に変えよう、それには皆で立ち上がろう、ということです。
 かなりの時間をかけて討論し、話を聞き、それでも、また明日続きを話そうね、となったりします。次から次へと、話がしたい労働者が来店します。
東電へのデモで逮捕された学生のこと、これが政府・東電の答えだ!というところでは皆が怒り!!です。
 
 そして、今日、夜になって逮捕された3人が釈放された、というニュースが入りました。大勝利!!です。同時に新たな激しい怒りがわいてきます。
闘う労働組合を甦らせましょう!!
国鉄全国運動を軸に闘い抜きましょう!

東電資本へ猛抗議を集中を!
03-3503-3845
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
清水正孝社長 勝俣恒久会長
デモ後に申し入れ行動に行くと警察官が阻止線を張ってる
前日にアポイントも取ったんだぞ! 何が「深くお詫びします」だ!?この態度は何だ!?
弁護士も申し入れ書も警察を使ってシャットアウト 許し難いことに、東電向かいの道路に移動させられました
超警戒態勢!
申し入れ団体の代表者だけ申し入れへ さらに受け取りは、警備課長 こいつが反原発つぶしの責任者だ!
申し入れ団体は門前なのに、警察官は敷地内。
東電は何を守ってるんだ!?
公安ばりに申し入れ者を必用に撮影する東電広報係。本当に東電の態度は許せない!
急きょ、駆けつけた茨城の農家の方に対して口頭での抗議は受けつけないと言い放った。東電のせいで出荷停止になっている怒りを大爆発!! 広大生上野君が8.6ヒロシマ実行委の申し入れを提出。反戦反核反基地運動を大爆発させる!
3.20実行委からも申し入れ書を提出 原発即時停止!東電解体!
3学友を今すぐ取り戻そう!
写真を使って、当日の現場の様子を説明
読売新聞や共同通信など4社が参加
葉山弁護士、西村弁護士、武内弁護士も参加しました

 だ  ん   け  つ  2011年4月1日
№572
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

東電に抗議デモをしたら警察が学生を不当逮捕!
都政を革新する会のブログから転載
これが菅政権の正体だ! 直ちに原発廃止の声を!
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 本日(3月31日)昼、私たちは東電と保安院への抗議デモを行い100 人余りが参加しました。
 ところがなんと!デモ隊が東電前にさしかかり、抗議の声をぶつけようとした瞬間、デモの先頭にいた全学連の織田委員長ら3人の学生に公安警察が襲いかかり逮捕していったのです!

 私はこの弾圧を目の当たりにして、本当に怒りにふるえています。「原発に反対したら逮捕する」ーこれこそが菅政権の正体です。政府も東電も、彼らは何も反省などしていない。謝罪もウソです。どれだけ民衆を弾圧してでもあくまで原発政策を進めようとしているのです。それはすなわち、被災地の人たちに死ねということです。
0331003.jpgのサムネール画像

 私は、怒りをこめてデモを貫徹するとともに、東電本社前で直ちに弾圧に抗議し、申し入れ書を読み上げ、渡しました。ところがこれに対しても、東電本社は責任ある対応を何一つせず、道路上で警備の人間が受け取るというありさまです。これだけの放射線被害が拡大している中で、なんということでしょうか!多くの人たちが心の底からの抗議を叩きつけました。連日東電前で抗議の座り込みをしている男性もいました。またこの日は茨城の農民が参加し、デモの解散地で「ふざけるな!」と怒りにふるえながら発言しておられました。

「すべての原発今すぐ止めろ」で世の中を根底から変えよう
 既成の政治勢力は「安全を確認できれば原発はいいんじゃないか」「徐々にエネルギー政策を転換する必要がある」などと言います。しかし、こうした「脱原発」的態度は、あまりにも強圧な政府・東電の前には全く無力であり容認するものでしかないことが、今日の東電抗議行動を通してはっきりしました。

 「すべての原発を今すぐ止めろ!」ドイツ25万人デモをはじめ世界で沸き上がるこの声を、全社会的に爆発させる以外に、私たちはもはや生きていけません。そしてそれは、民営化・地方切り捨て、非正規化など新自由主義の下での今の社会を根底から変革していく闘いです。原発廃止1000 万人署名を、杉並と被災地・広島を結んで広げましょう。(杉並区議会議員 北島邦彦)写真は、保安院前のデモ隊

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東電本社に怒りのデモ貫徹、
恐怖した権力が3学生逮捕! 直ちに反撃を!
 3月31日、「ただちにすべての原発を廃止しろ」を掲げた東京電力抗議行動に150人の労働者・学生・農民が全学連を先頭に立ち上がり、「安全・クリーンなエネルギー」などとウソにウソを塗り固め日本中を放射能まみれにしようとする東電資本と原子力安全・保安院と菅政権を徹底弾劾する怒りのデモをたたきつけた。

 デモが東電本社前にさしかかったとき、なんと公安警察が突然デモ隊に襲いかかり、織田陽介全学連委員長ら3人の学生を不当逮捕した! 許せない! 日帝権力と東電資本は青年・学生の反原発の怒りの爆発に恐怖しきっているのだ。3学生を直ちに奪還し、大反撃に立ち上がろう!
 この日の闘いは、次のように展開された。

 「原発の事故隠しを許さないぞ」「日本の核武装・核政策を許すな」。デモ隊が意気高く日比谷公園を出発、経済産業省前で原子力保安院に怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。デモには広島大学や被災地・東北大学の学生もかけつけた。官庁街を通り抜け、いよいよ東京電力本社だ。

 「政府と東電はすべてを保障しろ」「原発労働者の被曝を許さないぞ」。デモ隊が東電本社の正面ゲート前にさしかかろうとした瞬間だ。「公安条例違反」なる看板をもった警察官2人が突如、デモ隊の行く手を遮った。すると間髪入れずに警視庁公安部の刑事たちがデモ隊の中になだれ込み、それぞれ離れた所に位置していた織田陽介全学連委員長、坂野陽平同委員長代行、斎藤郁真法大文化連盟委員長を連れ去り逮捕した。完全な狙い打ちであり、許しがたい弾圧だ。

 いまや青年・学生を先頭に巨大な規模で反原発闘争が爆発しようとしている。日本学生運動の拠点である法大闘争と300万学生の怒りが結びつき「エジプト革命」が日本でも始まろうとしている。その指導部である3人を逮捕したのだ。原発に対する押しとどめようもない内乱的怒りに恐怖した東電資本・日帝国家権力が一体となった大弾圧だ。

 公安警察はマイクも奪い去った上に、この不当極まる弾圧の真実を押し隠すために、ビデオ撮影の仲間を卑劣にも数人で暴力的に取り押さえ、撮影を妨害した。

 「謝罪」「保障」もしない。労働者民衆が被曝しようが、放射能で日本中を汚染しようがかまわない。東電への抗議の一切を暴力でたたきつぶし、あくまで原発政策にしがみつく。これが東電資本、菅政権、国家権力の全労働者人民への回答だ。こんな連中は歴史のくずかごへ放り込まなければならない! デモ隊は不当弾圧を弾劾し怒りを倍化させデモを貫徹、ただちに東電本社への申し入れのために移動した。

 ところが警察は東電前の歩道を封鎖。あくまで東電資本を守ろうというのだ。代表団が申し入れに向かうが、東電は建物にも入れず警備課長が敷地外で対応した。茨城から命懸けで来たという農民も怒りを爆発させた。「茨城の農民を代表して言う。土壌汚染で作付けもできない。社長を出せ! 土下座しろ!」。なんと東電はこの声を申し入れ書でないから受け付けないとまで言い放ったのだ。どこまで腐っているのか!

 法大弾圧弁護団と全学連はこの不当弾圧に対してただちに記者会見を開いた。
全人民の怒りは深まるばかりだ。墓穴を掘ったのは東電、菅政権だ。3学生をただちに奪還し、大反撃に打って出よう! 全国被災地救援運動と反原発1千万人署名で学生自治会を復権させ全国学生の怒りを結集させよう!(KZ)





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