日  誌
2011年12月⑤

12月④へ 12月⑥へ
 2011年日誌

東京北部ユニオン
「街」分会 
ビデオ・ライブラリー

2011年 
2010年・2009年・
2008年・2007年

 被災地人民の怒りとともに民主党政権打倒! 今こそ国鉄全国運動の発展を
『団結』ニュース
   711号~(2011.10.~)
  691号~710号(2011.10.14~11.9)

スケジュール
国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm
すべての原発いますぐなくそう!全国会議
NAZENブログは、こちら

12月23日(金)
東京北部ユニオンの
  午後7時00分~9時 終了予定だが、済まないだろうな  参加費 1.000円  
            
    
去年の忘年会は、こちら

12月21日(水)
 今日の則子さん。夜に主治医とジックリ話し合いをした。
①、再手術が必要な状態ではないこと、
②、年を越えて、ユックリと治療しよう、ということになりました。

 年内退院にこだわるより、大決戦の2012年に備えるために、長期・強靭な入院闘争をすることで決着! 方針が鮮明化して良かった!

 だ  ん   け  つ  2011年12月20日
728
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
岡山、子ども未来・愛ネットワーク
リレートーク、パレード
 岡山では「子ども未来・愛ネットワーク」が、フクシマからの避難者の想いやガレキ、給食の問題を訴えたビラ1万枚を配布し、200人が集まった。

 リレートークでは、「被災者の支援、学習、パレード」などの活動報告、「私たちは声をあげ行動し続ける」というフクシマの声を紹介し連帯を訴える福島訪問報告。

 農家からは「フクシマの農家がどれほど苦しんでいることか。悪いのは放射能をまき散らした電力会社と国」という訴え。「粉ミルクに放射能が入っているのを発見したのは市民。岡山でも測定所を」「野菜をフクシマに送る」「黙っていてはいけない」と津山・美作でも会を立ち上げるという報告がされた。

 
自治労の青年は「今闘わなければ、いつ闘うのか!」と、岡山大学の学生は「御用学者は許せない。原発を今すぐとめよう」と決意表明した。「できることから始めよう」「避難者と想いを共有する場をつくる」「原発は平和の問題」という青年や県議会議員のアピールがあり、桃太郎大通りをパレードし、さらに豚汁や焼き芋を食べながら参加者が交流した。
 NAZEN岡山は、11月20日にも「原発再稼働反対」を訴え独自のデモ行進を行い合流した。

原発即時廃止へ「松江アクション」
 山陰では、NAZEN山陰呼びかけの「松江アクション」に、鳥取・島根両県で反原発を中心的に闘っている人々30名が結集し、原発即時廃止を訴えた。

 午前中、JR松江駅前では、国労米子の鷲見貢さんが、フクシマの怒りと結びつくことこそ核心であることを仁王立ちして訴え、外注化=偽装請負粉砕・非正規職撤廃と反原発はひとつの闘いであることをアピールした。79筆の署名が寄せられた。
 午後の学習講演会では、DVD上映の後、「島根原発増設反対運動」の芦原康江さんが「さよなら島根原発大集会」(2月12日)を成功させようとアピールした。講演には、NAZEN呼びかけ人でジャーナリストの土井淑平さんが立ち、「原子力村=原子力マフィア」を舌鋒鋭く弾劾した。山陰労組交流センター事務局長・入口裕伸さんから、NAZEN山陰の結成が報告・承認され、あわせて島根原発をめぐる緊急避難計画弾劾が確認された。集会のまとめを、NAZEN呼びかけ人の松浦武生さん(島根人類愛善会会長)が行って、全原発廃止への共同の決意を確認した。なお、新たに5人の学者や市民が、NAZEN賛同人に加わった。NAZENの発展で全ての原発廃止へ! (山陰・G・N)

子ども福島の12・11企画
「生活村&デモ」
 子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(子ども福島)の12・11企画、生活村&デモに参加しました。生活村は延べ参加者は150人くらい。みな思い思いに、子ども特区、小さな映画村、テーブルトーク、知識普及村、やさい村にそれぞれ分かれて、あるいはそれらをはしごしての参加。

 テーブルトークは、ホットスポットをかかえて住民が力をあわせて行政とたたかっている各地域を代表して、福島市渡利地区、川俣町、二本松市から住民代表を招き、2時間を超える白熱した討論となりました。

 代表の人たちはみんな、3・11までは「普通の会社員でした」「普通の親でした」という人ばかり。東電はもちろん、国と県、そして地元行政のあまりの無責任さに業を煮やし、少しづつ運動に立ち上がっていったという人たちばかりでした。
 東電相手に30分も電話で抗議したりしている一般参加者の人が、自らの無力感から発したものでもある「あなたたちの運動が過激だから、今日もこれしか集まらないのでは? 運動が広がらないのではないか?」という問題提起を発端に、議論は進みました。住民代表の人たちは、それぞれが地元での署名集めなどで、似たような意見に遭遇しており、丁寧に、時に自問自答しながら、敵は東電であり国であることを確かめ合っていく方向に論議を進めていきます。「被害者同士が非難しあってはならない」「支持政党や政治信条の違いを超えてみんなでどう力をあわせていくか」という問題意識に常にこだわって、地元でもぶつかっている壁を越え、運動を広げていくために真剣に議論する姿。冒頭の質問者も次第にうなずいていく。

 「40万、8万の賠償」で一切を終わりにしようとする東電と国の「収束キャンペーン」が本格化する中、いま運動の側もひとつのターニングポイントを迎えているといえます。「フクシマの怒り」の炎を燃やし続け、原発絶対反対の非和解性を貫いていく運動をいかにつくっていくのか、そうした大事な事にひとつのヒントをもらったような討論会でした。
 子ども特区はTOMI翔と一緒に子どもたちが思いっきり大きな紙に絵を描くアート広場。子どもたちが「原発いらない」「原発大嫌い」のストレートな怒りを絵にした感動的な巨大アートが完成。早速、子ども福島の事務所に貼られました。

 デモは100人が寒風をついて、青年の太鼓隊を先頭に、元気に「原発いらない!」「福島返せ!」を声の限りにサウンドデモが、また、メッセージボードを掲げて静かな怒りをサイレントデモが、市民にアピール!

 デモ後は子ども福島とNAZENと全学連の団結カラオケ大会。互いに9ヶ月間のたたかいの労をねぎらいながら、3・11の「フクシマの怒り」の爆発に向けた次なるステップへと団結をうち固める場となりました。(福島・E)
解雇撤回・非正規職撤廃
12・22鈴コン闘争勝利! 総決起集会
 12月22日(木)午後7時開会   東京・北区赤羽会館大ホール
 主 催 12・22集会実行委員会
 呼びかけ 合同・一般労働組合全国協議会/一般合同労働組合東京西部ユニオン/西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会

12月20日(火)
 今日の則子さん、今日から重湯にグレードアップしたけど、あまり調子が良くない。
もしかしたら再手術になるかもしれない?? 「街」は明日、総決起して、病院に行くことを決定!

12月19日(月)
 

12月18日(日)
今日の則子さん
元気になると、退屈です

 だ  ん   け  つ  2011年12月18日
727
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

寒風吹き飛ばし、
秋田で原発再稼働許すな!のデモ
 12月11日、秋田で「すべての原発今すぐとめよう!」「再稼働なんて絶対許さないぞ!」「政府・東電は全部の責任をとれ!」のスロ-ガンを掲げて、駅前を一周する第三波のデモアクションが闘われた。12月ともなれば本格的に寒気団がやってくるこの時期、通常は外でデモ行進なんて誰も行わない。だが、実行委員会に結集した仲間達はフクシマの現実に向き合い、フクシマとつながろうと決意し、断固として共に立ち上がろうと訴えてきた。この熱い心意気に動かされたのか、地元TV局が数度にわたってこの企画を流す等の反響を呼び起こし、当日は青年労働者や乳飲み児を抱えたママさんら30名が結集して、寒風を吹き飛ばすデモ行進を意気高く闘い抜いた。

 午後3時からは、NAZEN事務局員の島崎光晴さんを迎えて講演学習会を開催。島崎さんは、冒頭にNAZENの運動目的と性格(①人類の英知で廃炉に、②フクシマの怒りを共有する、③青年学生を中心とする運動体)を述べることから始まり、ヒロシマに生まれての体験談を交えた約1時間にわたる説得力ある講演は、全参加者を頷かせる内容で大好評。「除洗というが拡散ではないか?」「福島県のほとんどが放射線管理区域を越えている、どうすればいいのか?」「放射線ガレキの受け入れよりも、子どもの受け入れ運動が必要ではないか?」等の活発で鋭い質疑応答が交わされた。

 デモに参加した青年労働者から、「次はいつやるのか?」「3.11フクシマに行こうと言うのはわかったが、遠くへ行けない人のために何かやるべきではないか?」と早速元気の出る注文が来た。原発再稼働阻止!すべてを廃炉に団結して闘おう!(OT)

動労総連合が大会
2012年の決戦方針打ち立てる
 動労総連合は12月11、12日、DC会館で第26回定期全国大会を開いた。大震災情勢下、動労総連合は2011年、各単組とも激闘に次ぐ激闘を貫いてきた。大会で動労総連合は、2011年の闘いを総括し、組織拡大を軸とする2012年の決戦方針を確立した。

 冒頭、君塚正治委員長(動労千葉)があいさつに立ち、「3・11と原発事故で情勢は一変した。震災も原発事故も人災だ。政府の『復興プラン』は、被災地に資本が入って資本がもうけるということだ。労基法も無視している。労働組合の復権が求められている」と提起した。さらに、JRを巡る情勢について、「昨年の4・9政治和解に対し国鉄闘争全国運動を立ち上げ、これに全体重をかけて闘ってきた。動労総連合は国鉄闘争全国運動を軸に闘っていく」と強調し、「動労総連合は、外注化に対して偽装請負告発の闘いを含め、めいっぱいの闘いをしてきた。会社は来年4月の全面外注化を狙っているが、これを絶対に止める」と宣言して、12春闘について「外注化とともに新人事・賃金制度が焦点になる。労組の復権をかけベア獲得へきっちり闘う」と述べ、最大の課題である組織拡大について「組織の存亡をかけた闘いだ。闘いの中で組織拡大を」と提起した。


 経過報告を石井真一副委員長(動労水戸)が行い、川崎昌浩書記長(動労千葉)が運動方針案を提起。①1047名解雇撤回に向け国鉄闘争全国運動を全国の職場・地域に拡大する、②外注化阻止・基地統廃合粉砕、運転士登用差別粉砕、ライフサイクル制度撤廃、65歳まで働き続けることのできる労働条件確立を軸に、JR大再編情勢に全力で立ち向かう、③反合運転保安闘争と組織拡大の一体的な前進、④ストライキの復権をかけて12春闘を闘う、⑤反原発・反失業闘争と闘う労働組合の全国ネットワークの本格的発展をかちとる、⑥組織拡大に全単組・全組合員の総決起をかちとる--という闘いの課題を鮮明にした。

 これを受け、活発な討論がかわされた。発言の口火を切った動労西日本の山田和広代議員は、自らにかけられた雇い止め解雇を撤回させ、すべての非正規職撤廃へ闘う決意を述べた。動労水戸の代議員は、被曝労働の強制と闘う中で青年労働者の加入をかちとったことを総括し、青年に彼ら自身が労働組合の主体であることを伝えることが重要だと強調した。動労連帯高崎の代議員は、偽装請負告発の闘いについて報告し、組織拡大に地道に取り組むと語った。動労千葉の代議員は、京葉車両センターでの外注化阻止闘争の現状や、基地統廃合阻止に向けて今現在も指名ストライキが闘われていることを報告し、「反合運転保安闘争がわれわれの基軸」「平成採の獲得こそが外注化を止める」と訴えた。

 総括答弁に立った君塚委員長は、「青年の組織化は数年越しの闘いになる。東労組の崩壊が進んでいる中、組織の存亡をかけ強力に打って出よう」と熱く訴えた。

 大会は、満場一致で運動方針を採択し、スト権を確立して、2012年の決戦態勢を打ち立てた。(東京・K)
<福島第1原発>核燃料プールの冷却装置水漏れ…1号機 毎日新聞 12月17日(土)20時45分配信
<福島第1原発>核燃料プールの冷却装置水漏れ…1号機
福島第1原発1号機の現状

 東京電力は17日、福島第1原発1号機の使用済み核燃料プールの冷却装置から水が漏れ、一時的に冷却が停止したと発表した。冷温停止状態の達成が宣言された直後のトラブルだが、松本純一原子力・立地本部長代理は「プールは十分冷えている。(冷温停止状態の達成の)判断を急ぎすぎたということではない」と話した。

【写真特集】福島第1原発12月の現状 汚染水流出 散乱する廃棄物ドラム缶

 トラブルが発生したのは17日午前10時23分。プールの冷却装置から流量の異常を知らせる警報が発生し、自動停止した。作業員が現場を確認したところ、冷却装置の弁が閉まり切っておらず、約0.1立方メートル(100リットル)の水が漏れていた。作業中にだれかが弁に接触し、緩んだ可能性があるという。

 弁は元の位置に戻され、冷却装置の運転は同日午後1時39分に再開した。プールには392本の燃料があるが、水温は13度で停止前と変化はなかった。また、漏れた水は燃料に直接触れない配管を流れており、放射性物質は含まれていない。【神保圭作】
【関連記事】
【写真特集】4号機建屋内の様子も 11月公開の福島第1原発の写真と映像
【写真特集】報道陣に公開 吉田所長(当時)「作業なお危険」
【解説記事】福島第1原発 廃炉は未知の領域

12月17日(土)
今朝、則子さん、3度目の入院。
入院の病名は不確定(アイマイな「脱水症」)。
週末は医者がいないので、病名は来週の初め頃に確定か?

今日は、朝・夕と2度も病院に行った。
途中バイクのタイヤが破損し、バイク店に押していく30分と
、交換代7350円の出費…何という厄日だったのか!
則子さんが今年3度目の入院!
とにかく、食べ物はもちろん水分も口からの摂取ができないので、緊急入院。
おおもとの病名はまだ、判断がつきませんが、点滴で水分補給はできるようになりました。

こんな大ピンチの街、助っ人が現れて店が開いています。ほんと、労働者の団結!です。
病院に付き添ったり、羽やんのバイクがパンクしたり、と、大忙しの上、自立支援法の事務が火を噴くなか、実に頼もしく助っ人の労働者が「店は任せて!」と。
夜も、大討論が、いつものように展開され、忙しく、あわただしい今週が締めくくられました。

 

12月16日(金)
今日の街屋台は「病気って何だろう?」というテーマになって行きました。
「それは、病気のせいだから」っていう来客があったからです。
そもそも、あなたにとって“病”とは何ですか?
ストレスは、どこから来ると思いますか?
社会を変革すること、労働者の解放とは。
話題は尽きず、今日も熱い討論が続きました。


 

<福島第1原発>きょう午後、「冷温停止状態」達成宣言 毎日新聞 12月16日(金)11時17分配信
政府は16日午後、原子力災害対策本部(本部長・野田佳彦首相)の会合を開き、東京電力福島第1原発の原子炉が「冷温停止状態」になったとして、原発事故収束に向けた工程表のステップ2達成を宣言する。首相が会合後に記者会見をして発表する。原子炉が安定したとの判断に基づき、政府は今後、避難区域の見直しや大規模な除染など住民生活の復旧へ向けた取り組みを本格化させる。

 平野達男復興担当相は16日午前の記者会見で「ステップ2の完了は非常に大きな節目だ。避難者のことを考えると手放しには喜べないが、(住民生活の)再建に向けた本格的な議論のスタート地点に立った」と強調。「極めて放射線量の高い地域で長期間(帰宅を)待つ人や、やむなく帰還を選ばない人への支援を検討しなければいけない」と述べ、長期帰宅困難者への支援策の検討を急ぐ考えを示した。

 政府と東電は4月17日に発表した工程表に基づき、原子炉を安定的に冷やすことを目標にしたステップ1の達成を7月に宣言した。ステップ2で目指した冷温停止状態については、原子炉圧力容器底部の温度がおおむね100度以下▽格納容器からの放射性物質の放出の管理・抑制--などと定義。達成の目標時期は当初「10月中旬から来年1月中旬」としたが、細野豪志原発事故担当相が9月の国際原子力機関(IAEA)年次総会で「年内」に前倒しすることを表明していた。

 未曽有の原発事故は発生から9カ月を経て一つの節目を迎える。政府は被害者の心情も考慮し、年を越す前に事故収束の他の施策にも一定の道筋を示したい考え。住民の避難区域については、現行の警戒区域と計画的避難区域という2区分を見直し、年間の放射線量に応じて新たに3区分に再編する方針だ。地元自治体との協議を進め、年内に見直しの考え方を公表する。

 事故を起こした1~4号機の原子炉については廃炉工程表を年内に公表する。(1)使用済み核燃料プール内の燃料を回収(2)格納容器を修復して全体を水で満たす(水棺)(3)溶融した燃料を取り出す--という3段階の工程に最長40年を見込む。【笈田直樹】

 ◇ステップ2

 東京電力福島第1原発事故後、4月に東電が作成した事故収束工程表の第2段階で、事故の一応の収束の目安となる。ステップ1は炉心の循環注水冷却開始や放射性汚染水の保管場所確保など事故の拡大防止が中心だったのに対し、原子炉のより安定的な冷却(冷温停止状態)や放射性物質の放出抑制、汚染水の減少などの達成を完了の要件とする。当初は7月~来年1月の期間とされたが、9月の国際原子力機関(IAEA)総会で、細野豪志原発事故担当相が1カ月前倒しを表明していた。

 ◇冷温停止状態

 通常の原発の場合は、原子炉を停止した後、炉内の水温が100度未満まで冷えて安定している状態を「冷温停止」という。福島第1原発事故では原子炉が壊れており、通常の冷却装置も使えないため、政府は「圧力容器底部の温度が100度以下」「敷地境界での被ばく線量が年間1ミリシーベルト未満」の2条件をクリアすることを原子炉の安定の目安として「冷温停止状態」と定義している。
放射能汚染水の処理水「安易に放出しない」 東電 アサヒコム
計画関連トピックス原子力発電所 東京電力 [PR]
 東京電力福島第一原発について、東電は15日、放射能汚染水の処理水を安易に海洋放出しないとする方針を盛り込んだ中期的な施設運営計画を経済産業省原子力安全・保安院に提出した。「関係省庁の了解なしでは行わない」としたが、放出の可能性を完全には否定しなかった。

 計画によると、今後、地下水の建屋流入を防ぐ取り組みや、汚染水の浄化能力の向上、保管タンクの増設などで対応するとした。漁業関係者の了解については明記しなかった。

 東電原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「汚染水を海洋放出するかしないかは決定しているわけではない。放出前にとれる対策をした上で関係機関と相談していく」と話した。

保安院 海への汚染水 ゼロ扱い  (東京新聞)http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121690070643.html
 福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、経済産業省原子力安全・保安院は「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが本紙の取材で分かった。今後、漏出や意図的な放出があってもゼロ扱いするという。政府は十六日に「冷温停止状態」を宣言する予定だが、重要な条件である放射性物質の放出抑制をないがしろにするような姿勢は疑念を持たれる。

 原子炉等規制法により、電力事業者は、原発ごとに海に出る放射性物質の上限量を定めるよう決められている(総量規制)。福島第一の場合、セシウムなどは年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。

 しかし、四月二日に2号機取水口近くで高濃度汚染水が漏出しているのが見つかり、同四日には汚染水の保管場所を確保するため、東京電力は建屋内のタンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。

 これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇兆ベクレル(東電の試算)に達し、既に上限値の二万倍を超える。

 試算に対しては、国内外の研究機関から「過小評価」との異論も出ている。

 今月四日には、処理済みの汚染水を蒸発濃縮させる装置から、二六〇億ベクレルの放射性ストロンチウムを含む水が海に漏れ出した。

 さらには、敷地内に設置した処理水タンクが来年前半にも満杯になる見込み。この水にもストロンチウムが含まれている。東電はできるだけ浄化して海洋放出することを検討している。漁業団体の抗議を受け、当面は放出を見送る方針だ。

 保安院は本紙の取材に対し、事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。

 「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」とあいまい。

 今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという。
radiation01[1]小出裕章「あたかも20mSv以下になるならそこに居住できるかのように日本の国が言い出した」 ーー新たに避難区分「帰還困難区域」 12/14(1)
<音源>
http://youtu.be/WLYOXWsPCTM

※初稿です。誤字脱字は随時修正していきます。

=====(文字おこし、ここから)

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺います。小出さん、こんばんはー」

小出「こんばんは」

水野「よろしくお願いします」

小出「こちらこそよろしくー」

水野「そして東京に近藤さんです」

近藤「よろしくぅー。どうもー」

小出「はぁい。近藤さんこんばんは」

水野「え、まずですね。政府が福島の避難区域について、再編する方向のようですね。」

※関連報道「東日本大震災:福島原発周辺「帰還困難区域」指定へ 年50ミリシーベルト以上 - 毎日jp(毎日新聞)

小出「はい」

水野「で、3つに分けるという案でして。そのキーポイントとなっている、えー、放射線量が年50ミリシーベルト、そして年20ミリシーベルトと、この2つの数字がポイントになっているようです。まず、年間50ミリシーベルト以上のところは、まあ、あー、なかなか帰っていただきにくい区域だろうと。帰還、帰るですね、帰還困難区域、というふうに指定するようです。」

小出「当然ですね」

水野「当然ですよね」

小出「はい」

水野「年間50ミリシーベルト以上というのは」

小出「はい」

水野「そして、そのつぎのランクの区域はですね。年間20ミリシーベルト以上で50ミリシーベルト未満という区域でして」

小出「はい」

水野「ここは居住を制限しますという、居住制限区域

小出「はい」

水野「で、政府が言ってんのはね。数年間は居住できないだろう。で、除染をして20ミリシーベルトを、以下にする、未満にするということを目指すんだと言うんですが。50ミリシーベルト未満のところも、この区域に入るわけですから。例えば40何ミリというようなところも除染で、数年で、20ミリシーベルト未満になるもんなんですか

小出「なりません

水野「はぁ。じゃもう、最初っからこれ……机上の空論ですかね。」

小出「はい。まああのー、今、大地を汚している放射性物質は、セシウムという元素で。その中には134という番号のついたセシウムと、137という番号のついたセシウムがあって。134のほうは2年たつと半分に減ってくれますので、えー、今現在50ミリシーベルトという程度の場所は、2年経てば20ミリあるいは20何ミリというところまで減るとは、自然に減ると思います」

水野「はあー、はい」

小出「それはあの除染とかいう行為とは全く別に減る、のです」

水野「自然にですね。はい」

小出「そうです。但し20ミリシーベルトというその値自身が、私のような放射能を取り扱う職業に従事しているという特殊な人間の被曝限度、なんですね」

水野「ええ……」

小出「普通の皆さんは1ミリシーベルトという、そのまた20分の1しか浴びてはいけないといっているわけですし。え……、特に子どもなんかはもちろんそれを超えないように注意をしなければいけない、にもかからず、あたかも20ミリシーベルト以下になるならそこに人々が居住できるかのように日本の国が言い出したんですね」

水野「そういうことですね」

小出「はい」

水野「その思想がこの、再編される区域に現れているということですね」

小出「そうです。」

水野「あの、もう1つ。3つめの区域を、わたくし申し上げますと、」

小出「はい」

水野「これは準備区域と、いうふうに言われるようなんですが」

小出「はい。」

水野「これが今小出先生おっしゃった、まさに年間線量が20ミリシーベルト未満……」

小出「はい」

水野「のところを当てて」

小出「はい」

水野「ここについてはですね、え……住民が帰ってこられるようにインフラを整えていくと言うんですね。」

小出「はい」

水野「例えば水道、上下水道」

小出「はい」

水野「そして、学校や病院などを作って、そしてインフラの整備が、まあできたり、自治体が希望すれば可能な地域から順次、え、解除して、帰ってもらいましょうと。でこれが早くても次の春以降です。というような案なんですよ」

小出「はい」

水野「20ミリシーベルト未満なら帰れるんだというこの準備をするということについてどう…でしょうか」

小出「日本というこの国が法治国家でないということを自ら宣言したのですね。」

水野「……そういう事になりますね」

小出「……この法治国家だというのであれば、1ミリシーベルトを越えるようなところに人々は住んではいけない、わけですから。何よりもそういうところに住んでる方をまずは逃さなければいけないわけだし。そんなところに帰ってはいけないとむしろ言わなければ……いけない……」

水野「帰ってはいけない。つまり、国が土地を買いあげるべきだということになるんですかね」

小出「え……国が自分の法律を守ろうとするならそれしかない、のですね。」

水野「ふうーん……」

小出「でもそれをやろうとしてしまうと、もうほんとに広大な地域、を失うということになる。それだけひどいことが今起きているし。原子力発電所というものはそういうものなんだということを国が認めることになるわけですね。」

水野「……そうか……」

小出「それをどうしても認めたくないのです。彼らは。」

水野「ええ……。それからもう1つ。SPEEDIについて伺いたいと思います」

小出「はい」

水野「昨日もお話しさせていただきました、事故後なかなか情報が開示されなかったのはどうしてなのかという話、してたわけですけれども。」

小出「はい」

水野「今日、これからの危険に備えるという話です。」

小出「はい」

水野「福井県というのは全国で一番多くの原発があるとこなんですね」

小出「はい」

水野「その隣に当たる滋賀県が、えー、いざという時の予測の図を住民に見せたいということで、SPEEDIを利用させてくれと文部科学省に求めているんですが、半年経っても認められないっていうんですよ」

小出「はい(苦笑)」

=====(文字おこし、続く)

続き:小出裕章「ほんっとのことをいうなら、国の法律を守ってすべての人を逃がすべきだ」 12/14(2)

radiation01[1]小出裕章「ほんっとのことをいうなら、国の法律を守ってすべての人を逃がすべきだと私は思うのです」 12/14(2)   09:37

http://youtu.be/WLYOXWsPCTM

=====(文字おこし、ここから)

※「小出裕章「あたかも20mSv以下になるならそこに居住できるかのように日本の国が言い出した」 ーー新たに避難区分「帰還困難区域」 12/14(1)」からの続きです。

水野「ええ……。それからもう1つ。SPEEDIについて伺いたいと思います」

小出「はい」

水野「昨日もお話しさせていただきました、事故後なかなか情報が開示されなかったのはどうしてなのかという話、してたわけですけれども。」

小出「はい」

水野「今日、これからの危険に備えるという話です。」

小出「はい」

水野「福井県というのは全国で一番多くの原発があるとこなんですね」

小出「はい」

水野「その隣に当たる滋賀県が、えー、いざという時の予測の図を住民に見せたいということで、SPEEDIを利用させてくれと文部科学省に求めているんですが、半年経っても認められないっていうんですよ」

小出「はい(苦笑)」

水野「いかがですか」

小出「全く愚かな人たちだと私はおもいます。えーまあもともとSPEEDIという計算プログラムは、万一事故が起きた時にそれを動かすという、そのために開発されてきた計算コードで。まさに福島第一原子力発電所の事故が起きたときにこそ使うべきだったのですけれども。えー日本の政府はそれを使わずにむしろ隠した、のですね」

水野「はい」

小出「え……、今回は滋賀県が予めそれを予測のために使わせてくれと言ったわけで」

水野「ええ」

小出「もし本気で使うのであれ……使う気があるなら、もちろん十分に役に立ちますけれども」

水野「そうですか」

小出「えー、国としてはそんなことはありえないんだということを、言いたいわけ、ですし。事故なんか想定させたくないという思惑のもとに、ずうっと動いてきたし。実際に事故が起きてもなおかつそれを使わなかったというそういう国、なんですね、この国は」

水野「近藤さーん」

近藤「はい。」

水野「このSPEEDIには、ものすごい税金が使われてるわけですよね。」

近藤「そうそう。最初からねえ。うーん。あの、先生ね」

小出「はい」

近藤「僕、あのう……ま(※聞き取れず)の発表も聞いてて思ったんですが。先生が今までおっしゃってきていることはセシウムから完全に開放されることはないんだってことですよね」

小出「そうです」

近藤「うん。で、そうだとすると、要するにそれは大地そのものを除染したって、要するに、野菜だなんだって我々食べていかなくちゃいけないわけだから。」

小出「はい」

近藤「そういうこともふくんで先生おっしゃってきたわけでしょ?」

小出「そうです」

近藤「そうするとね、あの、この除染だ、インフラだって言ったらなんか、あの、それで人間はイキイキと生きられるんだみたいな、なんか錯覚を与えちゃうんだけど。要するにあの、汚染の少ない、ものをとにかく子供たちに与えるっていうようなことをまず、そのまずそのシステムを、あの、つくっていかないと

小出「はい」

近藤「あの……太刀打ち出来ないんだってことの、ものの言い方っての、政府はもっとすべきじゃないですか?」

小出「(苦笑)は、私はあの、そう言っているわけですし。とにかく子どもを守るために出来ることをやらなければいけないと言ってるわけですが。政府の方はとにかく汚染をしているということその事を隠したい、のですね」

近藤「うん。」

小出「で、汚染をしていることを隠すということの一環として、除染ということを言ってるわけで。なんかあたかも除染をすれば被曝が少なくなる

近藤「うん」

小出「あるいはその、今住めないようなところに人々が住めるようになるかのように

近藤「そうそう」

小出「言ってるわけですね。」

近藤「うーん」

小出「そんなことはありえない、のです、ほんとは。」

近藤「だからようするに共存する、ある意味この、なんて言うんですか、覚悟を問うって言ったらおかしいけど、なんかその、ちょ、もう少し、あのー、ちゃんとまともな日本語言ってもらわないと。なんかこうついつい期待するみたいな」

水野「そうですよね」

近藤「うーん。感じが残るよねえ」

小出「そうですね。あのまあ、私は、ほんっとのことをいうなら、あのー、国の法律を守ってすべての人を逃がすべきだと、私は本当は思い…思うのです

水野「ええ」

小出「え……でもそれをやろうとすると日本の国家が潰れてしまうほどの」

近藤「うん……(※ききとれず)よねえ」

小出「はい。ことなのです」

近藤「うん……」

小出「えーですからその時に何が出来るかといえば、私はとにかくまずは子どもを守らなければいけないと思うので。そのためにできることをやらなければいけないと思うのですが。日本の国というのは全然その気がないみたいで、とにかく被害がたいしたことがない、もうすぐにでも元に戻れるというような宣伝をずうっと続けてきている、ように私にはみえます」

近藤「こないだあのチェルノブイリから変えられた先生の話聞いてたときにね」

小出「はい」

近藤「むこうなその。え、あの。ようするに、家なんかあの、もう土地の中に埋めちゃうんだそうですよ」

小出「そうです。火災が起きると困りますので」

近藤「そんなこと日本でできるわけがないわけですよね」

小出「ええ、あ、はい」

近藤「そうすると、あの、もっと要するに共存の危険性ってのはもっと強く、あるわけでしょ?」

小出「そうです」

近藤「うーん……」

水野「本当のことをまずは見つめてそこからのはずですけどねえ」

小出「はい」

水野「住民の方のためにも1番そうではないかと思いますが」

小出「何よりもそうだと思います」

水野「そうですよね」

小出「はい」

水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました。ありがとうございます」

小出「ありがとうございました」

=====(文字おこし、ここまで)


 だ  ん   け  つ  2011年12月16日
726
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

「な全・北海道」準備会が
札幌で街宣、1時間で署名50筆

 12月10日、すべての原発いますぐなくそう!全国会議・北海道(準備会)は、札幌市の大通公園で街頭宣伝を行い、「福島県民の怒りを共有して、労働者人民の団結した力で原発を止めよう」と訴えました。1時間余りの短時間で50筆の署名が寄せられました。地下鉄大通駅からJR札幌駅までの地下歩道ができ、地上の人通りが激減。しかも気温は3度。だが、これまでのどの署名よりもすごい反応でした。

 埼玉県の工場で製造されて全国に出回った粉ミルクからセシウムが検出されるなど、不安が高まっています。しかも政府・文科省は、福島第一原発事故の自主避難者への賠償指針として、福島の23市町村限定で1人わずか8万円、妊婦と子どもは40万円という賠償額を示しました。本当に許せません。北海道では国と道と北電による「やらせ」がうやむやにされる中で、泊原発1、2号機の再稼動への地ならしが進められ、函館の鼻先に大間原発が作られようとしています。「原発の利権に群がる勢力を労働者の力で打倒しよう」と訴えると、ひっきりなしに署名が寄せられ、「一緒に行動したい」という青年が電話番号を教えてくれるなど、原発をただちに止めたいという思いの高まりが実感できました。(北海道J・S)

No.


12月20日より指名ストライキ突入!
線見訓練拒否・基地統廃合攻撃粉砕へ!
銚子支部に続き、千葉運転区支部でもストライキに突入!

 全支部の組合員の皆さん、12月19日千葉運転区へ総結集しよう!

 12月20日より、千葉運転区支部は指名ストライキに突入する。千葉支社は、今に至るも佐倉運輸区と銚子運輸区への配転がどういう基準で何名になるかも明らかにせず、銚子運転区に続いて千葉運転区でも線見訓練を強行しようとしている。そして、動労千葉の組合員に対しても12月20日より訓練を強行しようとしている。

 JR東日本によれば、次回のダイ改は3月17日におこなうとしているが、新運輸区の開設は5月におこなうとの提案をおこなってきた。千葉支社は何の合理的な理由もないままに佐倉・銚子の運輸区新設、基地統廃合を強行しようとしている。まさにローカル線切り捨て、組合つぶしのための基地統廃合攻撃でしかない。
千葉運転区前でのライフサイクル抗議集会
 JR千葉支社は、何の整合性もない今回の基地統廃合を組合に何も知らせずに強行しようとしている。京葉車両センターでの構内業務の外注化も10月1日に実施するとしていたが、結局それも実施できないまま3ヶ月が過ぎている。

 構内業務の外注化と並んで今回の基地統廃合は千葉支社の重要な施策として進められてきたものである。しかし、われわれの闘いによってその施策は3月以上も頓挫し、線見訓練もまともに実施出来ない状況に追い込んできた。

 銚子支部における指名ストライキに続いて千葉運転区支部の指名ストライキを貫徹しよう! 

 銚子支部、千葉運転区支部とともに今回のストライキを闘い抜こう。

 基地統廃合攻撃、検修・構内外注化攻撃、新人事・賃金制度改悪攻撃粉砕へ総力をあげて闘いぬこう!
銚子運転区廃止反対総行動

 12月19日、千葉運転区庁舎前へ結集しよう。

19日 14時 千葉運転区庁舎前集合

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

三里塚芝山連合空港反対同盟 動労千葉 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 労組交流センター
動労千葉を支援する会
3・14法大弾圧を許さない法大生の会
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」
とめよう戦争への道!百万人署名運動

12月④へ 12月⑥へ
 2011年日誌
inserted by FC2 system
inserted by FC2 system