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東京北部ユニオン
(旧・福祉労働者連帯ユニオン)
 
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スケジュール
国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm

●6月集会の開催について
  2011年6月5日(日)、日比谷公会堂にて
                国鉄集会を開催決定

貨物関東支社3月ダイ改提案 NEW 日刊動労千葉7104号  

俺たちの働く職場を奪うな!
新小岩貨物基地廃止絶対反対!

2・20新小岩集会
と き/2月 20日(日) 12 時から
ところ/JR貨物 新小岩派出地図
葛飾区東新小岩2―5―1
主催/国鉄千葉動力車労働組合(動労千葉)新小岩支部


2月16日(水)

800名を超える結集で大成功
↑ 動労千葉を支援する会のホームページから転載

国鉄解雇撤回・外注化阻止!2・16集会に参加しました!!
 
日本の労働運動を復権させよう!!
 
合理化、賃下げは仕方がない。
闘っても勝てない。
というよく聞かれる“常識”を、国鉄全国運動という“非常識”でひっくり返そう!ということです。
 
労働者こそ社会の主人公だ!
労働者階級の解放は、労働者自身の事業である。
 
国鉄全国運動の大きさに確信を持ち、世界中に広げきろう!!

 だ  ん   け  つ 2011年2月16日
№536
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

3・20デモでエジプトに続け!
御茶ノ水駅頭で全学連と受験生が大合流
15日、御茶ノ水駅前で3・20イラク反戦集会への結集を訴え る街宣やりました!
賛同の署名は10筆以上集まりました!
さらには法大一年生がマイクをとり、菅政権と国際文化学部学部長・曹士才を徹底弾劾!!
 エジプト革命の衝撃が日本の青年・学生の意識を激しく揺り動かす中、3・20デモに向けた全学連の街宣に圧倒的な注目が集まっている。13日は御茶ノ水駅頭での街宣が大成功し、明治大学の受験生を始め次々と賛同署名が集まった。

 「エジプトでは青年・学生を先頭に巨万の民衆が立ち上がり、30年近く続いた軍事独裁政権をぶっ飛ばした。日本でこういう闘いを開始するのが3・20デモだ!」「青年・学生は反戦デモの先頭に立とう!菅政権を打倒しよう!」
われわれの訴えに多くの受験生が足を止め、街宣隊との間で次々と討論が始まる。

 「エジプトは凄いですね! あの数!」「日本でもやりたいですね!」「3月20日渋谷デモに行きます!」――エジプト革命の衝撃が連日報道される中、受験生の反応も例年とは画然と違っている。中には「討論よりも早くデモがしたい」という人もいるほどだ。今や青年・学生は圧倒的に行動方針を求めている。3・20渋谷反戦デモの呼びかけが、今の情勢にぴったり噛み合っている。

 また、あらためて法大闘争が圧倒的な獲得力を発揮している。法大当局がくり返してきた闘う学生への不当処分や情宣禁止仮処分に対し、多くの受験生が「大学がこんなことをするなんて信じられない!」と怒りをあらわにし、署名に応じてくれている。

 こうした受験生一人ひとりの怒りと決起の中に、エジプト革命に続く闘いが日本で爆発する現実性がある! 3・20デモの爆発に向け、ガンガン街頭に登場し、青年・学生の組織化をどんどん推し進めよう!(首都圏学生・N)

三里塚レポート
切り回し道路着工弾劾
 -現場状況-
早朝6時に突如、道路をフェンスで封鎖
東京から急きょ、駆けつけました
※フェンス裏の様子
目の前に住んでいる市東さんや道路を利用して
いる住民には一切の説明はありません
切り回し道路はS字に曲がっていて、
とても危険な道路です
市東さん宅前には公安警察が常に
監視しています。絶対許せない!
切り回し道路の案内板なども一切あり
ません。運転手さんにとっても、とても
危険です。
切り回し道路付近では、検問所も
ありました。
通勤の車も止められます 公安警察がどの車を止めるか、
ずっと監視しています
この監視体制をみても、敵の側がどれだけ恐怖しているかわかります。
一切の説明がない、強行することでしか成り立たない道路なのです。
市東さんは意気軒昂と闘っています。今日も農作業を誇り高く続けています。
「今日から新たなスタートを切った。縦横無尽に闘っていこう」という萩原進さんの言葉通り、
法大生もキャンパスで現地で元気に闘っていきます!
企業の特養参入可能に=総合特区法案を閣議決定

時事通信 2月15日(火)9時58分配信

 政府は15日、地域限定で規制緩和や財政支援を行う「総合特区」創設法案を閣議決定した。具体的な規制緩和として、民間企業による特別養護老人ホームの設置を可能にするほか、通訳案内士の国家資格がなくても外国人旅行者に有償でガイドできる特例など、10項目を列挙した。今国会で成立すれば、政府は7月に特区指定する方針。
 総合特区は国際競争力の強化や地域活性化を進めるのが目的。法案に盛り込まれた他の規制緩和は、工業地域の用途規制を緩和し病院やホテルなどを建てられるようにする▽工場立地の緑地規制を緩め、工場を建てやすくする―など。
 10項目以外で規制改革の必要があれば、特区ごとに設置する国と地方の協議会で調整。整ったものは順次法令を改正する。 
特養ホームの民間運営を特区内で容認 - 総合特区法案
http://d.hatena.ne.jp/i-haruka/20110213/1297577489から転載
 政府は、現在は禁止されている民間事業者による特別養護老人ホーム(特養)の運営や工業地域内での病院建築を、区域限定での特例措置として認める総合特別区域法案を今通常国会に提出する。ライフサイエンスなど経済成長のエンジンとなる産業拠点の形成や、医療・介護などの資源活用による地域の活性化を促し、新成長戦略を実現する上での政策課題の解決に向けた突破口にする狙い。政府は2月15日に法案を閣議決定した。

 総合特区は、「国際戦略総合特別区域」と「地域活性化総合特別区域」の2つを設定する。首相が本部長を務める閣内の総合特別区域推進本部が総合特区の基本方針を策定。地方公共団体は民間からの提案を受けて特区の指定を申請し、基本方針に適合する区域が、国際戦略総合特区か地域活性化総合特区に指定される。

 老人福祉法では、特養の運営を公共性の高い「第一種社会福祉事業」として規定。原則として国や地方公共団体、社会福祉法人に運営主体を限定している。これに対して
法案には、PFI方式(民間資金の活用)での民間による運営を、地域活性化総合特区内で例外措置として認めることを盛り込む
 
 特区の指定にあたっては、特養が不足しているかどうかなど事業の必然性を重視する。また、新たな特例措置や税制・財政・金融上の支援措置などを検討するため、国や地方公共団体、民間事業者らによる協議会の設置も特区ごとに認める。( 2011年02月12日 16:45 キャリアブレイン )

 昨日のエントリーで「24時間対応の定期巡回・随時対応サービス」の導入は、大手訪問介護事業者の集合住宅への囲い込みとその実績を持って介護保険施設の運営を民間企業に開放することを狙っているのではないか、との旨のことを書きましたが、もっと露骨に考えていたようです。

 「特養の民間運営を特区内で容認」ということで、これは一種のモデル事業みたいなものでしょうから民間企業への特養の解禁は既定の路線となっているように感じます。社会福祉事業である
特養ホームの民営化を実現すれば、次は病院ですね。おそらく医療規制緩和、病院経営に民間企業の参入を認める規制緩和が最終的な目標でしょう。

 法案では、「PFI方式(民間資金の活用)での民間による運営」が計画されているようですが、これには刑務所や病院で先行事例があるようですが、中には、汚職事件を引き起こし赤字運営に陥った病院の事例もあります。
*1民間企業にはビジネスチャンスになるようですが、必ずしも効率的な運営が図れるというわけではなさそうです。

2月15日(火)
23区内とはいえ、西のはずれ、都心よりは積もった雪・・・おー、腰にこたえる
隣りのエイブルさんも大家も、
當山さんは近所のお助けマン
昼食は、リツちゃんのカレー スパサラ
三里塚の聖護院大根の酢漬
食後は「前進」の読み合わせ
 ↓ の署名を開始
夕食は讃岐うどん組と 、勝浦の塩辛
豚とじ丼組と  「ぎょうざの満州」
ふきのとうの天ぷら
 飯田さんの煮物
東京北部ユニオン・全体会の後で
交流会。

エビちゃんに寄付の血圧計で
血圧を測ってもらうと、
みんな高血圧!

いつにない盛り上がった会議と、
「20世紀に実現しえなかった世界革命を
達成すべき時代が到来」に、みんな
血圧が上がるほど高揚しているのだ!


切り回し道路着工弾劾-現場状況- 2011/02/14 (Mon)
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
早朝6時に突如、道路をフェンスで封鎖
東京から急きょ、駆けつけました ※フェンス裏の様子
目の前に住んでいる市東さんや道路を利用して
いる住民には一切の説明はありません
切り回し道路はS字に曲がっていて、
とても危険な道路です
市東さん宅前には公安警察が常に
監視しています。絶対許せない!
切り回し道路の案内板なども一切あり
ません。運転手さんにとっても、とても
危険です。
切り回し道路付近では、検問所も
ありました。
通勤の車も止められます 公安警察がどの車を止めるか、
ずっと監視しています
道路にも機動隊 高い所からも機動隊監視
切り回し道路側には機動隊の宿舎も
あります
この緑ネットの奥にも 機動隊がいます
この監視体制をみても、敵の側がどれだけ恐怖しているかわかります。
一切の説明がない、強行することでしか成り立たない道路なのです。
市東さんは意気軒昂と闘っています。
今日も農作業を誇り高く続けています。

「今日から新たなスタートを切った。縦横無尽に闘っていこう」という萩原進さんの言葉通り、法大生もキャンパスで現地で元気に闘っていきます!

 だ  ん   け  つ 2011年2月15日
№535
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

百万人署名運動の2・11
公開学習会
で力を与えられました
 雪が舞う2月11日、都内で開催された百万人署名運動の公開学習会には約50名が参加し、西川重則事務局長の講演と川添事務局員の提起に熱心に耳を傾けました。杉並からは思っていたよりも多くの方が参加しました。

 学習会の私の感想は、何と言っても西川さんの戦争体験にふまえた「戦争絶対反対」の根底的な思いの強さです。そして今、百万人署名運動が今こそ立つ時だという確信です。また、川添さんの提起は、「生々しい現実」としてアメリカの朝鮮侵略戦争が差し迫っていて、それに菅政権が参戦するという激しい情勢と、これに対してエジプトに見られる労働者人民の決起の大きな展望でした。二つの講演と提起が相まって、時宜を得た学習会でした。


(杉並・長谷川英憲さんからの投稿です)
 その翌日、連絡会の街宣と例会が行われました。ある会員が1時間の街宣で百万署名に取り組み、5人に署名をしてもらうことができたのです。統一で街宣を行ったので「保育の民営化反対」が主な演説テーマになったのですが、そういう中で、そんなに署名集めが得意ではなかった人でも「憲法9条改悪反対署名」と「朝鮮侵略戦争反対署名」を両方ともキッチリ取ることができたと意を強くしていました。

 例会には9名が参加して、前日の学習会のこととエジプト情勢で討論が盛り上がりました。「学習会の成果だね」「西川さんの講演が効いたよね(両方の署名をとることが重要と提起されていた)」とか、いろいろと意見がでました。署名を取った当人も「西川さんの真剣な眼で見つめられるとやらなくちゃと思うわね」と言っていました。公開学習会はみんなのやる気に火をつけたようです。(杉並・長谷川英憲)

市東さん先頭に、「切り回し道路」への切り替えを徹底弾劾!
 2月14日、成田空港会社(NAA)は天神峰の市東孝雄さん宅の目の前の「切り回し道路」への切り替えを強行した。三里塚芝山連合空港反対同盟と労働者・学生は怒りに燃えて早朝から現場に総結集し、市東さんを先頭に厳寒をものともせず徹底的に弾劾しぬいた。

 NAAは第3誘導路建設に向けて市東さん宅前の旧小見川県道をトンネル化するために、この切り回し道路を造り、1月中に開通することを市東さんに一方的に通告していた。市東さんをこの地から追い出すことだけが目的の第3誘導路関連工事など、絶対に許すことはできない!

 「切り回し道路への切り替え強行」の急報が現地を駆けめぐり、反対同盟と支援連は6時から続々と現場に結集した。全学連は現地行動隊に加え、東京から織田陽介委員長を先頭に全力で駆けつけた部隊が合流した。雪がちらつく厳しい冷え込みの中で、「第3誘導路粉砕!」「切り回し道路を許さない!」のシュプレヒコールが反対同盟宣伝カーから大音声で響き渡った。北原鉱治事務局長もマイクを握り、「このような営農妨害をただちにやめろ。フェンスを撤去せよ!」と迫った。

 NAAの当初の1月強行の思惑は、現地での連日の弾劾と監視の闘いによってすでに完全に粉砕されている。この日の強行は、工事の遅れによるあせりをむき出しにして、周囲に大量の機動隊を動員し、通る車両を片っ端から見境なく検問する中で行われた。

 市東さん宅の庭で総括集会が開かれた。萩原進事務局次長は、「敵がいかに三里塚闘争の爆発を恐れているかが明らかになった。われわれの闘いで工事がさんざん遅れた末に今ごろ朝早くやってきて切り替えだとは、そのざまを見てみろと言いたい。大恐慌、大激動のただ中で、われわれは互角以上の闘いを縦横無尽にやっている」と自信にあふれて語り、第3誘導路粉砕へさらなる決起を呼びかけた。

 北原事務局長は「今日のような国家暴力を絶対に許してはだめだ。だが45年闘ってきたから、どのような攻撃にも驚きはしない。闘うか闘わないか、それだけが問われている。でかい希望をもってさらに前進しよう」と勝利の手応えを語り、一同を鼓舞した。

 成田空港が没落の一途をたどる中で、「農地死守」の大義を貫く市東さんと反対同盟に対し、NAAは根本的になんら打つ手なしの状態だ。この日の攻撃も、労農学の連帯を一層打ち固めるものとなった。
反対同盟とともに三里塚闘争勝利、成田廃港へ立ち上がろう。現地闘争へ、裁判傍聴へ駆けつけよう。(TN)

◎市東さん行政訴訟と農地法裁判

2月22日(火)午前9時30分に千葉地裁ロビー集合(10時30分に行政訴訟開廷。同じ法廷で連続して開かれます)

2月14日(月)
夕食は豚とじ丼 焼き豆腐煮付き
 今夜も雪
私達の「東京北部ユニオン」の中で、また一つ、分会が立ち上がりました!!
ず~~~と、ひとりで、職場の中で踏ん張ってきた仲間が、ついに、資本に対して組合立ち上げの宣言をしたのです!!

きっかけは、職場の中で起こった事故です。この事故の責任を労働者に押し付けた資本は、この労働者を辞職に追い込みました。
これに怒ったわが仲間の労働者が立ち上がりました。
組合宣言と共に、ビラまきをすることに。

するとここでまた、画期的なことが!!
なんと職場の労働者が一緒にビラまきをする、と決意したのです!
労働者が闘いの中で立ち上がる!必ず、立ち上がる!
団結が生まれています!

北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」 から転載
 勝浦市長選に挑戦していた勝浦市議で国鉄千葉動力車労働組合元副委員長・水野正義さんが、大健闘の次点となりました。残念!がっぷり互角の闘いだったことが、投票結果からもわかります。水野さん、お疲れさまでした!
     市役所ホームページから転載  勝浦市長選挙開票結果 平成23年2月13日(日)
■勝浦市長選挙 開票結果(22時09分 確定) 投票率はこちら(PDF)⇒

候補者名 得票数
山口 和彦 5,141
水野 まさよし 2,908
高梨 たけお 2,221
いその たけし 1,338

 だ  ん   け  つ 2011年2月14日
№534
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
エジプト革命に連帯し、
大使館への抗議行動打ち抜く!
 2月9日、全学連と全国労組交流センターの呼びかけでエジプト革命と断固連帯するエジプト大使館抗議行動が闘いぬかれた。雪まじりの雨が晴れ上がった正午、東京・代官山にあるエジプト大使館前に登場し、全学連国際部の松室しをりさんのリードで「エジプト革命に連帯して闘うぞ!」「国際連帯で闘うぞ!」「ムバラク打倒! 菅打倒! 世界革命へ闘うぞ!」とシュプレヒコールをたたきつけた。

 同じ時間にエジプトでは青年労働者を軸に史上最大のデモが闘われている。カイロのタハリール広場では百万人集会が行われ、デモ隊は首相官邸や国会も包囲、スエズ運河は労働者のストライキで停止した。どのような弾圧をもはねのけ、エジプト革命は進んでいる。
 旧山手通り沿いに移動し抗議集会を行った。東京労組交流センター、全学連、婦人民主クラブ全国協議会、なんぶユニオン、動労千葉を支援する会、百万人署名運動、闘う障害者など総勢15人が集まり、次々にアピールした。冒頭、北島邦彦杉並区議がマイクを握り、「私は街頭でエジプトの青年労働者とともに闘おうと呼びかけている。ムバラク即時退陣を要求して闘うエジプト労働者に対する秘密警察の弾圧を怒りを込めて弾劾する。このエジプト革命と動労千葉のストライキは一つだ。青年労働者を先頭に2・16国鉄集会に結集しよう。エジプト革命への連帯を込めて国鉄闘争全国運動で日本の労働組合をよみがえらせよう!」と熱烈に呼びかけた。

 日本の地で、動労千葉を先頭に三里塚、法大などの不屈の闘いが起こっている。そのすべての思いを込めてエジプトの労働者に届けとばかり連帯のこぶしを突き上げた。2・16国鉄集会から3・20渋谷反戦デモへ、国際連帯の力で世界革命を実現しよう!(K)
 この日の闘いに先立ち、2月5日午後には300人を超える在日エジプト人が全国から東京に集まり、恵比寿から渋谷までデモ行進を行った。聞けば徳島から、横須賀から、全国各地から故郷エジプトの革命決起にいてもたってもいられず駆けつけた人びとだ。プラカードには「ムバラク大統領よ、出て行け」「パンを、自由を、尊厳を!」とか、「人民は要求する。ムバラクは退陣せよ。人民は現体制の廃止を要求する。腐敗・汚職に対して立ち上がろう。非常事態法を廃止せよ。憲法の諸条項を改正せよ。裁判所の判決を実施せよ。すべてのエジプト人にまともな生活を。大学と裁判官の独立を」などのスローガンが、アラビア語、日本語、英語などで記されている。

 集会では、人民議会の即時解散、戒厳令体制の即時解除など8項目の要求が読み上げられ、全参加者が歓声で応えた。集会後、「エジプトに自由を」と書かれたエジプト国旗を持った子どもたちを先頭にデモに出発。宣伝カーからは「800万人のエジプト人が今、この瞬間に腐敗・汚職と弾圧に対し命をかけて闘っています。単なる反政府デモではなく、自ら立ち上がって社会正義と自由を手にいれようと、革命を起こしています。未来のために今の社会を変えようと立ち上がっています。日本の皆さん、私たちとともに闘ってください」と熱い呼びかけが続いた。エジプト革命と結合する闘いを日本で闘おう!(M)

現代自動車非正規職支会が
第2次ストライキを決意
 2月9日、現代自動車非正規職支会は、蔚山工場本館前の広場に組合員250人を集めて総決起大会を開き、第2次ストライキに立ち上がることを決意した。会社側は職制1000人を大挙動員、広場を取り囲んで威圧したが、大会はこの妨害を真っ向から打ち破ってかちとられた。非正規職支会のユンソゴン事務局長は、工場占拠解除後の60日間に行われた資本との交渉をふりかえり、「6回の交渉で出てきた労使(正規職労組執行部と現代社)の合意案はゴミの案だ。とうてい受け入れることはできない。2度目のストを断固決意しよう」と訴えた。各工場からの発言の最後に、同じくこの日、ソウルの曹渓寺で無期限ハンスト座り込みに突入したイサンス支会長の決意が電話で伝えられ、全員が新たな決戦への突入を誓い合った。

 現代車非正規職支会は2月7日に臨時代議員大会を開き、第2波ストの組織化に踏み出す方針を決定した。現代車資本は工場占拠を解けば交渉に応じると言いながら実際にやってきたことは、組合員に対する巨額の損害賠償請求や告訴告発、労組への弾圧と分断工作でしかなかった。解雇者の復職も一部の選別的復帰しか認めないと主張した。金属労組現代車支部(正規職労組)執行部は1月25日の交渉で、会社側の主張を大幅に受け入れた内容で合意し、その合意案を呑むよう非正規職3支会に迫ったが、3支会はこれを「われわれ組合員をみな殺す案だ」と即座に拒否した。7日の代議員大会はこのことを確認し、さらに「正規職と非正規職が共同で作業して、元請管理者からすべての作業指示を受ける製造業では、下請労働者は不法派遣だという昨年7月の大法院判決の根拠は一つも変わっていない。現代車工場の中で働くすべての下請労働者が現代車を作ってきた事実も変わっていない。現代車工場の全労働者が団結して闘える要求、『すべての社内下請労働者を正規職に転換せよ』という要求は正当だ」「われわれは工場占拠の間に見せた組合員の仲間たちの不法派遣正規職化闘争の熱望を忘れない。自分の体を燃やし、闘いの精神を見せたファンイナ同志を忘れない」と、第2次闘争の開始を決断した。
 
 イサンス支会長ともう1人の現代車非正規職解雇者は、これを受けて9日午後から曹渓寺での無期限座り込みに入った。イサンス支会長は昨年の工場占拠ストライキにより逮捕令状が出され、現在指名手配中だ。蔚山の現場で陣頭指揮することができない中で、非正規職闘争の正当性と指名手配の解除を訴えるため、ソウル市内でのハンストに突入したのだ。

 イサンス支会長は「これまで私たちが交渉だけに期待していたため活動が萎縮し、混乱した。だが現場にはまだ戦う力が残っている。私をはじめ仲間たちは『仲間を信じ、私を信じ、正規職化を勝ち取ろう』というスローガンが一番好きだ。おそらく会社は組合員にさまざまな懐柔カードを持ち出すだろうが、互いを信じ、これを越えることが必要だ」「正規職との連帯も、壁を突破するには闘争主体が自ら戦うしかない。正規職に助けてもらうだけでは現代資本を変えることはできない」と決意を表明した。

 翌日の10日、ソウル高裁は、一審に続き、現代自動車蔚山工場で2年以上働いた非正規職労働者は実質的な正社員として認めなければならないという決定を再び出した。この判決をも武器に、韓国屈指の大企業で、非正規労働者の大決起が再び爆発しようとしている。連帯し、ともに闘おう。(千)


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