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4月8日(金)
 全員で、ガサ防衛隊をしながら…鶯の鳴き声を聞く風流かな。地域のある経験者曰く「こんな駅前の店にガサに入るのは
警察も勇気がいるだろうな」 でもガサを楽しみに待ち望む防衛隊。地域住民の中から、自主的な押しかけ防衛隊が生まれ
ている。。警視庁・公安の不当なガサと、東電事故を串刺しにするぞ! 
昼食は塩ちゃんこ・肉系鍋 塩ちゃんこ・野菜系鍋
鶏ゴボウご飯 三里塚のほうれん草のおひたし
九州のあく(灰汁)巻き 与論島から支援カンパして沢山の
「じねん塩」が送られてきました
社長の秘宝
中国人からお土産のお茶
今日も、「すべての原発の即時停止・廃止を求める署名」を集めます。
バンドをやっている、という、若者二人が来ていろいろ話しました。
 
バリバリの労働者も来ます。16歳からの現場労働者。ずっと、大型トラックの運送です。「三陸の工事なら、ほとんど知っているよ。あの津波の後の瓦礫の山、本当に胸が痛くなるよね。工場がたくさんつぶれた。アスベストはどうなっているのだろう。たくさん瓦礫に混じっているはずだ。そのアスベストが乾いて風に乗って、そこら中に飛んでいるはず。工場にあった化学薬品だって交じり合って猛毒になっているかもしれない。直接毒が撒き散らされているようなもんさ。危険だよ」
 
埋立地の液状化のこと、バブル期の手抜き工事のこと、いろいろ、労働者の視点から語ってくれました。
 
本当にいろんな労働者が来店、この原発事故にみんな怒り!!です。すべての原発を今すぐ止めよう!!これで、この署名で大運動を巻き起こしましょう!!労働者が主人公の社会を作りましょう!!
3時のおやつタイム
夕食は白菜と豚肉の鍋 ブリの照り焼き リッちゃんのお惣菜
昨日の残りのレバーを焼く  大根一本漬け

<東日本大震災>女川原発、建屋で汚染水漏れ 7日の余震で 毎日新聞 4月8日(金)12時34分配信

<東日本大震災>女川原発、建屋で汚染水漏れ 7日の余震で女川原子力発電所=宮城県女川町で2011年3月11日、本社ヘリから手塚耕一郎撮影
7日深夜に起きた最大震度6強を観測した東日本大震災の余震(マグニチュード7.4)で、東北地方の原発関連施設は、一部で停電のため外部電源が遮断されるなどの影響が出たが、非常用電源などで対応した。先月から運転停止中の東北電力女川原発では、微量の放射性物質を含む使用済み核燃料プールの水が建屋内にこぼれたが、環境への影響はなかった。東京電力福島第1原発では、外部電源は確保され施設への影響がないとして、復旧作業を続けた。

【写真特集】宮城で震度6強 7日の余震、各地の様子

 東北電力によると、女川原発では、計器の誤作動で1~3号機の使用済み核燃料プールの冷却システムが一時停止したが、約1時間後に復旧し、異常な温度上昇はなかった。1号機で2.3リットル、2号機3.8リットル、3号機1.8リットルの微量の放射性物質を含む水が揺れで建屋内にこぼれた。また、外部電源3系統中2系統が遮断され、1系統で対応している。

 東北電力東通原発(運転停止中)は外部電源が遮断した直後に非常用ディーゼル発電機が作動したが、8日未明に外部電源が復旧。原子炉や燃料プールへの影響はなかった。

 日本原燃六ケ所再処理工場(使用前検査中)でも外部電源が一時遮断され非常用発電機で対応。北海道電力泊原発は東北地方への電力供給ができなくなり、発電量を抑えるため一時1、2号機の出力を90%にして運転した。

 一方、東電は8日午前、福島第1、2原発と柏崎刈羽原発では新たな損傷や、電源のトラブルはなかったと発表した。1号機の原子炉格納容器への窒素ガス注入は順調に行われている。【中西拓司、平野光芳、八田浩輔】
【関連記事】
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【随時更新】震度6強余震による東北の停電状況

4月7日(木)
 昨朝の杉並・4人の襲撃的・不当逮捕は全く常軌を逸している。たかが軽犯罪法「違反」なのに、労働者が乗った車を警察が取り囲んで、車のガラスを破壊して全員を逮捕したという。日帝・菅政権は、杉並に一人の革命的議員が当選することが、死ぬほど怖いらしい。

 東電事故と同じぐらい無茶苦茶な話しだ。警視庁・公安の地球破壊的・暴挙そのものだ! 地域の労働者人民は、この不当逮捕に東電事故と以上に怒っている。絶対に不当に家宅捜査を許さない万全の体勢で迎えうっている 。日帝・菅政権と東電・資本家を守る弾圧を、私たち地域住民は絶対に許さない! 不当な家宅捜査を楽しみに待っているぞ! そして、弾圧を必ずや杉並区議選の圧倒的な勝利に結びつけるであろう! 
昼食は今年初。動労千葉物販のそば スパム・カボチャ・シイタケ・竹輪の天ぷら、青田さん指し入りの筍ご飯と、
お稲荷さん
三里塚のほうれん草のおひたし
夕食はレバ・ニラチャンブルー レンコン炒め 三里塚のほうれん草のおひたし
昼の残りのカボチャをレンジ
飯田さんの漬物


 昨日のお花見の福島産・日本酒

 だ  ん   け  つ 2011年4月7日
№577
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

「原発をつくった政治を復活させるな!」
西村綾子候補が奮闘
 4月1日告示以降、相模原市議選は西村綾子候補を先頭に神奈川労組交流センター、婦人民主クラブ全国協相模原支部を始め、地域の労働者が総決起し、熱い闘いを繰り広げている。初日には勝浦市長選を闘いぬいた動労千葉から水野正美さん、家族会の佐藤正子さんが駆けつけた。国鉄1047名解雇撤回闘争の当該、成田昭雄さんも「西村さんは絶対に必要な議員。一人ひとりが西村さんとなって闘おう」と檄を飛ばした。

 3日には三里塚反対同盟婦人行動隊の鈴木加世子さん、宮本麻子さん、木内敦子さんがそろって駆けつけ、西村さんとともに街頭宣伝に立った。「原発を止めたい。私たちは安全な野菜を作りたいんです。危険な原発を止めるためにも原発反対の西村さんを市議会に送りましょう」と力を込めた訴え。

 この日は大阪から国賀祥司泉佐野市議、沖縄民権の会の座覇光子さんも応援演説に登場し、原発即時停止と戦争反対を訴えた。

 政令指定都市になって初めての選挙は、全市一区だった選挙区が3分割され、西村候補の南区は定数19人のところに29人が立候補し、最激戦区となった。西村候補は原発即時停止と被災地救援、震災解雇許すなを

 真正面から訴える唯一の候補として立ち、「生きぬくために労働組合をよみがえらせよう!」と精力的に訴えている。4日昼には市内の清掃工場を訪れ、「この社会を動かしているのは労働者。公務員を削って"“震災に強い町” などできません。被災地で力を発揮し地域の団結の中心になっているのも公務員です。清掃民営化には絶対反対。安全保安のために3人乗車を闘いとっている皆さんとともに闘います。皆さんの1票で市議会に送ってください」と訴えた。昼休みで思い思いに休みながら聞いていた清掃労働者が一斉に拍手で応えてくれた。西村候補もこぶしを突き上げて応えた。その後、正門前で仕事に出発する清掃車を見送ると、清掃労働者は手を降り、クラクションを鳴らして応える、感動的な交流が実現した。

 西村陣営を引っ張るのは青年労働者と学生の若い力だ。宣伝カーや街宣で青年・学生が訴えると、道行く若者たちが立ち止まり、討論の輪ができる。相模大野駅の「原発なくせ!被災地救援!」署名にはマイクを握って訴える高校生グループが登場! 闘わなければ未来が丸ごと奪われる。闘って未来を開こうとする青年・学生が西村綾子候補の周りに集まっている。これが今回の選挙戦の際だった特徴だ。もちろん若者だけではない。「夫の会社の仲間が福島原発で被曝した。原発止めたい」と切実に訴える女性、「原発は原爆だ。署名はないのか」という怒りから行動が生まれ、被災地へ送る物資とカンパが次々に寄せられている。

 西村あやこ事務所に届いた1通の手紙を紹介しよう。「思想も政策も持たない連中は結局名前の連呼しかできない。皆、そんな選挙はいやいやしている。そこで私は、『少数のための政治を止めさせよう』『はたらく者が主人公の社会をつくろう』『汚れた政治を復活させるな。原発をつくった自民党政治を復活させるな』『大多数を占める働く者の声を議会に反映させよう』といったスローガンを訴え、『その実現のため、西村あやこは先頭に立ってたたかいます』という、大多数の心の琴線にふれる文句をずばり言って選挙戦を戦う必要があるのではないでしょうか?」「人々は正体のはっきりした反対派の出現を心待ちしている。……無党派を奮い立たせよ」

 誰もが今度こそ政治選択をしなければならないと思っているのだ。駅前で初めて西村さんの演説に遭遇し涙ながらに聞き入っていた男性は、「ものすごく説得力のあるお話だった」と支持を決めた。これはエピソードではない。西村さんが登場する先々でこのような出会いが待っている。労働者・住民の一人ひとりが抱えている悩みや怒りが何に起因するものなのか。「怒っていいんだ。自分ひとりの問題じゃなかった」と、西村さんの街頭演説を聞いて納得する。

この原発、震災解雇、賃下げ・増税への怒り、闘わない既成政党と御用組合への怒りと結び、怒りを行動へ! その一歩を西村綾子さんへの投票行動から始めよう! 職場・地域、街頭の労働者の圧倒的多数を獲得する選挙選が力強く進んでいる。(4月6日 M)

4月6日(水)
杉並・4人の襲撃的・不当逮捕弾劾!

全原発を即時停止・廃絶せよ


大震災と闘い生き抜く団結を!

労働組合こそ被災地救援・反原発の闘いの先頭に!

 4月6日(水)午前11時30分 スタート
会場は、「街」の前の駐車場


「街」分会・団結・お花見

「自粛」「政治休戦」「挙国一致」ナンセンス!
理事から差し入れの超・高級肉
 12時、「街」の駐車場でスタート
一本の巨大な桜の木しかないけど、公園に行くより近くで楽
最初は安い肉を使って作る
高級・赤玉 三里塚・鈴木さんのほうれん草のおひたし
切り干し大根サラダ 和菓子付き
春子さんの煮物
あっという間に、完食、最後にウドンすき
近所の子供たちも来ます
夕食はカサゴの煮付け 
今日のビラ、その①

全原発を即時停止・廃絶せよ〈2〉

核分裂の制御は不可能 「絶対安全」デマは崩壊

 

 福島第一原発の大事故は収束に向かうどころかすでにスリーマイルを完全に超え、今やチェルノブイリをも超える世界最悪の事故への危機をはらみながら進行中だ。日帝が垂れ流してきた「原発は安全でクリーン」は全部ウソだ。


 原発は、①放射能汚染の危険性、②完全制御の不可能性、③労働者の被曝(ひばく)なしに成り立たないという点で、人間社会とは絶対に相いれない。①については<1>号で述べた。

 今号では、②の点について明らかにしたい。

 核暴走の危険を常にはらむ

 日帝・電力資本と御用学者らが吹聴してきた「原発は絶対安全」という神話は今や完全に崩壊した。だが彼らは、一切は「想定外」の地震と津波によるとし、この期に及んでも原発推進をやめようとしない。まずこの言い訳自体が許せない。今回のような巨大地震や津波が起きる可能性は、政府の審議会でも公然と指摘されていた。だが日帝は、建設コストがかかりすぎるという理由で頭から無視してきたのだ。その罪は万死に値する。

 しかし問題はその先にある。では、「想定」をやり直してより強度の地震に耐えられる原発を造ればよいのか? 断じて否だ! それでも事故は必ず起きる。そもそも、核反応を人の手で完全に制御できる技術などこの世に存在していない。そして
原発の事故が他の事故と決定的に違うのは、核の暴走がいったん起きれば取り返しがつかないことだ。ここに最大の核心がある。

 
原発は核分裂反応を利用する点で、原理は原爆と同じである。1個の中性子が原子核にぶつかり核分裂を起こすと新たに2~3個の中性子が飛び出す。それがまた他の原子核にぶつかり、次々に核分裂を引き起こしていく。これが核分裂の連鎖反応だ。そこで放出されるエネルギーは化学エネルギーの百万倍もの大きさである。この連鎖反応を一挙に引き起こさせるのが原爆であり、逆に連鎖反応が急激に進まないよう「コントロール」しながら持続させていくのが原発である。

 連鎖反応の持続のためには、核分裂で飛び出る中性子のうち常に1個だけが次の核分裂反応に使われるようにしなければならない。原発ではこれを、中性子を吸収する制御棒の出し入れによって行う(図①)。燃料棒と制御棒のすき間はわずか3~4㍉しかない。運転中に地震などが発生した場合、制御棒が挿入できなくなる可能性は常に指摘されている。制御棒の操作に失敗すれば連鎖反応が爆発的に進み、暴走・爆発・炉心溶融・放射能大量放出という大事故に至る。チェルノブイリ事故はその典型的な事例である。

 また福島原発のような沸騰水型原子炉は、重力に逆らって制御棒を下から入れる構造になっているので、落下→暴走の危険が常にある。今回の地震では運転中の原発がすべて緊急停止したとされているが、制御棒がかろうじて入り、最初の非常事態を危機一髪で免れたにすぎない。

 「安定停止」などありえない

 さらに重大なのは、制御棒の挿入後も危険は去らないことだ。原子炉内には核分裂反応により生成された死の灰があり、崩壊熱を半永久的に出し続ける。これを冷却し続けなければ、燃料棒を覆っているジルコニウム合金が熱によって溶け出し、再び炉心溶融や爆発の大事故に直面する。今回の事故はまさにこの冷却機能の喪失によって、史上最大最悪の事故に行き着こうとしている。

 原子炉の特徴は、「安定停止」など本質的にありえないという点にある。他の装置であれば、スイッチを切りエンジンを停止すれば、機械や装置が勝手に暴走したり人に危害を及ぼすことはない。ところが原発はまったく違う。
核分裂反応を止めても半永久的に冷却し続けなければ大事故の危険が常に伴う。すなわち、「停止して安全な状態になる」ことなど絶対にない。核の暴走を全力で押しとどめている状態を「停止」と称しているだけだ。

 福島第一原発では、原子炉内を冷却する機能が失われただけでなく、プールに保管中の使用済み核燃料も、水を循環させて冷やすことができなくなった。その結果、次々と爆発や火災が発生し、ついに猛毒の死の灰がまき散らされる事態に立ち至っているのである。

 処理できない放射性廃棄物
 いまひとつ決定的なのは、原発は核燃料を燃やすことで発電に必要な熱とともに、膨大な核分裂生成物をつくりだす。原子炉1基を1年間運転するだけでも、広島型原爆の1千倍を超える「死の灰」がつくり出される。この放射能を拡散させず閉じこめるために、原発のシステムは大規模かつ複雑きわまるものとなっているが、実は放射能を人間と自然界から完全隔離する技術はどこにもない。にもかかわらず、危険な「核のゴミ」を処理・処分する展望もないまま膨大に生み出し続けているのが、現在の原発なのである。

 図②を見てほしい。原発が生み出す「死の灰」のうち、空気中に気体となって出た放射能は、フィルターなどを通して濃度を一定の値以下に薄めた上で、排気筒から大気中に放出される。汚染された水などの液体も同じく、濃度を低減した上で海に放出される。これらは通常運転中に日常的に行われており、事故時に限ったことではない。

 その上で問題は固体廃棄物だ。放射性物質が布などに付着した「低レベル放射性廃棄物」と、使用済み核燃料などの「高レベル放射性廃棄物」がある。低レベルのものはドラム缶に詰めて保管され、年々積み上げられている。高レベル廃棄物はガラスに溶かし込んで容器に固化する方法がとられているが、これ自身が発熱を続けているので、30年~50年の長期にわたって冷却しながら貯蔵し続けなければならない。その後、最終的には地中深くに埋める案が出されているが、安全性の証明は一切ない。

 さらには、原発の巨大な
圧力容器・格納容器そのものが丸ごと、高濃度放射能汚染の固まりであり、廃炉にした場合も解体はできない。封鎖し、気の遠くなるような長期にわたって監視し続ける以外ない。

 放射能の中には
半減期が数千年、数万年のものも含まれ、低レベル廃棄物でさえ300年間、高レベル廃棄物に至っては数万年経たないとその有毒性は消えないのだ。こんな原発がどうして「安全でクリーン」などと言えるのか!
 労働者人民の生命を守り、人間とその社会を守るために、全原発の即時停止と廃絶へ、全力を挙げて闘おう。


今日のビラ、その②

 だ  ん   け  つ  2011年4月6日
№576
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

仲間の解雇に新潟市役所前で
抗議の緊急街宣に立つ!
 3月31日、新潟市長・篠田は、新潟県労組交流センターの斎藤実代表に対して、解雇辞令を発しました。人事評価への協力を拒否したことで、解雇するなんてとんでもありません。
翌4月1日、交流センターの仲間たち10数名で、新潟市役所前で抗議の緊急街宣を行いました。篠田市長とこれから徹底して闘う戦闘宣言であり、この解雇に協力した新潟市職労本部を打倒する闘いの本格的開始です。
以下、斎藤さんのチラシから引用します。

【斎藤さんの訴え】
 私は、昨年3月31日で定年を迎え、4月1日より再任用職員として1年間働いてきました。定年前とは全く違う業務でしたが、これまでの経験を活かそうと精一杯勤めてきました。そもそも、新潟市長は、昨年2月の再任用採用通知で、「3回の任期更新を予定している」と約束しました。ところが、今年の任期更新時期の2月になって、人事当局は「人事評価の自己申告しなければ任期更新しない」と言い始めました。私が「自己申告は提出しない」と拒否したら、2月23日付で解雇予告を行いました。そして、昨日、新潟市長・篠田昭の名で退職辞令書を職場で手渡されたのです。健康保険証まで取り上げる仕打ち、これが首切りでなくて何なんでしょうか。

 私はこれを絶対にあいまいにしない! 不当解雇撤回を求めて、市当局とあらゆる手段で争っていきます。
解雇絶対反対で闘うべき労働組合はどうなのか。市職労本部の一部幹部は、私の再任用拒否=首切りに対し、市長とグルになって加担した。……組合幹部の組合私物化を許さず、職場の労働者の手に組合を取り戻しましょう!

九州電力JR本社へ、九州一日抗議行動
 4月1日、福岡県労働組合交流センターと合同労組レイバーユニオン福岡、百万人署名運動福岡県連絡会は、福島第一原発大事故を徹底弾劾し、玄海原発、川内原発の永久停止・廃炉を要求する九州電力抗議行動を行った。九州電力は、佐賀県で玄海原発、鹿児島県で川内原発を運転しており、特に玄海原発では昨年からプルサーマル発電を強行している。プルサーマル発電は、使用済みの核燃料から取り出したプルトニウムとウランを混合させた燃料を燃やすという原発の中でも極めて危険な発電である。今回の福島原発の1号機3号炉で行われていたのもプルサーマル発電であり、実際に事故後にプルトニウム汚染を拡大している。

 
 
九州電力前に集まった労働者たちは、「原発即時停止! 被災地を支援しよう!」というシュプレヒコールをあげ、九州電力を代表して出てきた広報部長に、福岡労働組合交流センターと百万人署名運動福岡県連絡会の仲間が「福島第一原発事故糾弾! 玄海原発、川内原発を永久停止・廃炉にせよ!」「玄海原発2、3号機の5月再開を中止せよ!」という抗議文をたたきつけた。 
 
 九州電力は、「今回のような事故が起きたときのために、電源車を新たに設置します」などと、福島原発のような事故が起きることを前提に玄海、川内原発を維持し続けることを公言した。怒りは爆発し、一斉に「安全というのはデマではないか」「原発は即時停止だ」「真部九電社長は地元と話し合って5月に再開すると言っている。地元とはどこまでだ」「福島原発でプルサーマル発電の危険性は証明された。再開はやめろ」と、あくまで原発稼働再開を進める九電を徹底弾劾した。広報部長らは、抗議団の気迫に押され、慌ててビル内に逃げ帰った。抗議団の怒りはおさまらず、「原発を止めるまで何度でもここに抗議に来るぞ!」と決意を明らかにし、怒りのシュプレヒコールをたたきつけた。

 九州電力抗議行動を終えた後、博多駅前にあるJR九州本社前に移動し、「国鉄全国運動・九州」呼びかけのJR九州本社抗議行動を闘い抜いた。

 4月1日は、1990年に1047名の国鉄労働者がJRから首を切られた日だ。この日「国鉄全国運動・九州」は、羽廣憲さん(国労小倉地区闘争団)、石崎義徳さん(国労鳥栖闘争団)を先頭に、JR九州本社に「解雇撤回・原職復帰」を求め、同時に外注化をはじめとした合理化攻撃を弾劾し、JR労働者に決起を訴えた。これまでJR九州新本社前抗議行動は一度もやられたことがない。博多駅前座り込みは11年前から中止になっていた。まさに4・1JR九州本社抗議行動は、JR東日本本社、JR西日本本社抗議の闘いと一体となった初の抗議行動になった。

 JR九州は、博多駅の全面改装をはじめ巨費を投じて「九州新幹線全面開通祝賀ムード」一色に染め上げようとしてきた。またその裏では、こっそり運賃値上げや3月ダイ改でのローカル線運行削減を強行する卑劣ぶりだ。ところが祝賀式前日、東日本大震災が起こり、祝賀式は中止、「日本列島を縦断する新幹線網の開通を祝おう」などという宣伝は吹き飛んでしまった。意気消沈しているただ中で今回の4・1抗議行動がたたきつけられ、JR九州は大あわてになった。

 JR九州本社前に登場すると、多数のJR職員が入り口を封鎖し、「福岡地所」という不動産会社社員を前面に立て、「抗議申し入れは受けられない」「ここは私有地、敷地内に入るな!」「マイクは使うな!」「ビラまきはやめろ!」などと妨害してきた。ふざけるな! 「国鉄全国運動・九州」の抗議団20名は、横断幕を広げ、一斉にビラをまき、何度もシュプレヒコールをたたきつけ、「JR九州は解雇の責任をとり、羽廣さん、石崎さんら1047名を職場に戻せ!」と訴えて闘いぬいた。

 多くの人が何事かと注目する中、「国鉄全国運動・九州」の呼びかけ人代表の竹内良夫さんが最初にマイクを握り、「あの1047名の首切りから大失業と非正規、そして貧困をもたらす新自由主義攻撃が始まった。そして尼崎事故、ついには東日本大震災被害と福島原発事故にまで至った。JRには重大な責任がある。不法不当な首切りを撤回せよ」と発言した。
 また当該の羽廣さん、石崎さんは、「われわれは最後まで解雇の撤回を要求する。不当な首切りには屈しない」「JR九州は、25年経っても株上もできない民間ならざる民間会社。国鉄分割・民営化の破産は誰の眼にも明らか」と訴えた。

 羽廣さん、石崎さんら国鉄解雇者の闘いは、まさに被災地の労働者の闘いと一体である。新自由主義と対決し、帝国主義を打倒し、労働者の自己解放をめざす闘いの中にこそ、被災地の労働者の闘い、国鉄労働運動の勝利の展望がある。4月1日の一日行動は、まさにそういう闘いとしてかちとられた。(九州・H)



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