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国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm


4月14日(木)
昼食は動労千葉物販のそば 三里塚の大根の煮物
昼食後、杉並弾圧、拘留理由開示公判へ
 裁判長、「拘留理由」を一言も述べずに、、警視庁・公安と東京地検のデツチ上げに手を貸す権力犯罪で、4人に対して不当な拘留を続ける。。
今日は午後から、杉並の不当な拘留理由開示公判を傍聴にいってきました。
はっきりしたことは、「裁判所もこの原発事故に対して、原発反対を言う労働者を弾圧する立場に立っている、」ということです。

軽犯罪違反で拘留するためには、「住所不詳」でなければならないがために、無理やり、住所不詳、をでっち上げていることも明らかです。

裁判所が、今まで数多くの「原発反対市民運動」の訴えを却下したり、うやむやに答えて資本に都合のよいように握りつぶしてきた、ということを知りました。

裁判所、資本家、政府は、本気で「原発を今すぐ停止せよ」という労働者がいることが、何よりも恐怖なのです。

ならば、私たちは、この社会を労働者が主人公の社会に作り変えることで、原発廃止を実現しましょう!!答えはここにしかありません。労働者階級の団結で、この社会をひっくり返しましょう!世界中の労働者と団結して闘いましょう!!

原発廃止を本気で訴える、北島邦彦さんと共に闘いましょう!!
弁護士会館に戻り、総括
原発は裁判所の犯罪だ。
悪いヤツは東電・歴代の保守政権・中曾根も悪だが、しかし、まさるとも劣らないのは、裁判所だ。
どこでも住民運動が起こった。それを門前払いをしてきた…国の安全基準は万全だ。最高裁がそういうことを言ってきた。原発は、裁判所、司法の犯罪だ。

 今日、全労連のデモがあったが、原発の「ゲ」の字もない、言っているのは被災地復興、連合が復興メーデーをやるのと全く同じ。

 われわれの力で、反原発の大国民運動を作って、そこでひっくり返そう。労働者が権力を取って、社会を仕切っていく。食べること・着ること・住むことを仕切っていく、それをできるのは労働者の権力しかない。それを見てるから、こういう弾圧をやる。だから負けられない。そして圧倒的な人民の声がわれわれの後ろにある。
北島勝利を必ず、実現しよう。
高校生も反原発署名を
急ぎ戻り、夕食

 

動労千葉を支援する会ホームページから転載


お勧めブログ

NEW 『放射能と果敢に闘っているのは日本の日雇い労働者』 
ニューヨクタイムス

NEW [ニュースの深層] これからの福島第一原発と放射能汚染
武田邦彦(中部大学教授)
2011年4月 9日 (土
)

NEW
今頃 とんでもないことが発表されたNHK7時のニュース

日本政府はINES(国際原子力事象評価尺度)が定める1テラ・ベクレル=1000000000000(1兆)を超えると原発事故で最も深刻とされる(チェルノブイリ原発事故と同等の)レベル7に引き上げた。福島第一原発事故発生当初、10000000000000000ベクレルの超大量放射性物資が放出された事実を、原発事故発生から1カ月以上たって発表した。
これを受け、1年間の積算放射線量が20ミリ・シーベルトを超える可能性があるとして、飯舘村、南相馬市、川俣町(一部)、南相馬市(一部)、浪江町、葛尾村など50キロ圏に計画的避難区域することを決めた。 これは国家と東電資本の意図的な“被曝者製造”“殺人”であると言っても過言ではない 。そして原子力御用学者、マスコミも共犯だ。

島の土壌汚染はチェルノブイリ並みではないのですか
原発推進とタレント CMに見る巨大なウソ犯罪





 だ  ん   け  つ 2011年4月14日
№581
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

被災地の闘いと一体で裁判員制度粉砕へ!」
高山弁護士迎え関西で集会
 4月2日夜、大阪市内で、裁判員制度はいらない!大運動の高山俊吉弁護士を迎え、5・20全国集会への結集を呼びかける講演集会が、60名の結集でかちとられた。

 冒頭、裁判員制度反対大運動の富崎正人弁護士が開会あいさつ、百万人署名運動から関西でのこれまでの裁判員制度粉砕闘争の報告を行った。裁判員制度=司法改悪との闘いは、「国家のあり方をただす闘い」である。「大恐慌と大震災」「戦争と革命」情勢だからこそ、「国難」「挙国一致」を打ち破り、「生きさせろ」の震災闘争、国鉄全国運動と一体となり、裁判員制度絶対反対=拒否を貫き、階級的団結のためにとことん闘い抜くことだ、とこの集会の目的が提起された。

 高山弁護士の講演は、説得力のある、しかも戦闘的で革命的なアジテーションとして参加者の闘志を高めるものとなった。
特に、住民が訴えた30数件に及ぶ原発裁判に対し、裁判所が、「国の安全基準は問題ない」「危険性の立証責任は住民にある」とすべて退けてきたことの批判は重要だ。裁判所(最高裁)こそが、原発推進にお墨付きを与え、今回の国家と資本による階級的犯罪を引き起こしたのだ。裁判所は超A級の犯罪者だ。こんな最高裁(裁判所)が、前面に出て推進する裁判員制度が、労働者階級人民にとって反階級的な代物でしかないことは一目瞭然だ。

 高山弁護士はまた、「司法が前面に出てくるときは国家の危機であり、政府と国民が対立している時代」「戦後革命の時以来」と指摘した。そして、「国鉄4・9和解から1年、すべての勢力が闘うことをやめた。今、闘う私たちが主流派、多数派なんだ」「国との関係では、全員が被災者だ」「今や日本はエジプトと同じ情勢なのだ」と強調した。

 会場からの質疑応答の後、関西合同労組大和分会、全国連西郡支部、関西労組交流センター、全学連が決意表明を行った。また、今年度の裁判員候補通知を受け取っている2名が、「目に見える闘いをしたい」と発言した。
最後に、集会のまとめで、5・20に関西からも決起することを確認して終了した。(I)

市東さん農地裁判でNAAの
「訴えの一部取り下げ」を徹底追及
 4月12日、市東孝雄さんの二つの農地裁判が千葉地裁で続けて開かれ、三里塚芝山連合空港反対同盟と支援の労働者・学生が傍聴席を埋め、ともに闘った。

 反対同盟と顧問弁護団のねばり強い闘いによって、成田空港会社(NAA)は前回、争点の土地である「南台41―9」について市東さんが占有(=耕作)していないことを認め、「訴えの一部取り下げ」を言い出してきた。ふざけるんじゃない! NAAは地主のような顔をして「賃貸借契約は終わりだ。土地を明け渡せ」と市東さんを裁判に訴えて被告席に座らせておきながら、今頃になって肝心の土地特定が誤りだったことをしぶしぶ認めて「一部だけ」取り下げるというのだ。
 午前10時半に市東さんが千葉県を訴えた行政訴訟が開廷した。県は06年に賃貸借契約解除許可決定を出し、NAAの農地強奪策動にお墨付きを与えたのだ。顧問弁護団は県の代理人弁護士に対し、NAAの「一部取り下げ」の事態を突きつけ、解約許可処分を取り消すよう鋭く迫った。沈黙を決め込む県に代わって多見谷寿郎裁判長は、「県のご主張は、許可申請の形が整っていれば中身に間違いがあっても許可を出した県に責任はない、ということでいいですか」などと水を向けるが、すかさず弁護団は「そんな主張は通用しない!」と徹底的に批判し、県は求釈明に速やかに誠実に答えなければならないことを裁判所に認めさせた。

 続いて11時10分、農地法裁判が開廷。原告NAAは「41―9」の土地が「現在は耕作されていない」と言いながら、もともと市東家の契約地ではなかったことは認めようとしない。認めればそれでこの訴訟は崩壊したに等しい。対象物件を正しく特定できない明け渡し訴訟など成り立たないということだ。

 NAAは旧地主の藤崎政吉が作成したと称する「境界確認書」「同意書」の図面だけを根拠にして、この土地が契約地だと言い張ってきた。だが弁護団による面談調査で、藤崎自身が「関与していない」と明言している。図面の証拠価値はゼロ、いやマイナスだ。これらの矛盾を弁護団は容赦なく追及した。NAA代理人弁護士の上野至(元千葉地裁の反動裁判長!)は、沈黙で乗り切ることができなくなり、「場合によっては請求の放棄を検討する」と裁判長に向かって言い出した。また藤崎を証人申請する意思があるかどうか尋ねられると上野は、「ありません」と全面拒否。その恥知らずな居直りに、傍聴席から一斉に怒りの声がたたきつけられた。

 次回期日を5月24日と確認し閉廷。その場で市東さんはNAA側に、穏やかな口調だがはっきりと「なぜ藤崎を証人に出さないのか」と迫った。上野らNAA代理人はまともに目を合わすこともできない。

 弁護士会館において鈴木謙太郎さんの司会で報告集会が開かれた。最初に市東さんが傍聴への感謝と決意の言葉を述べた。続いて葉山岳夫弁護士を先頭に、弁護団が法廷での闘いを解説した。とりわけ、「請求放棄」という形で争点そのものを削り落としてしまおうとするNAAのあがきに対し、追及の手を緩めず追いつめることが確認された。萩原進事務局次長がまとめの発言に立った。「裁判が始まるときマスコミは市東さんを、『人の土地を不法に耕して作物を売って暮らしている五十代男性』みたいに報道した。祖父の代から開墾して農地を育んできた農民にとってこんな屈辱はない! 敵にすきを見せずにさらに闘って勝利しよう。5・20現闘本部裁判控訴審では判決強行を粉砕するため全力で決起を!」と訴え、参加者は大きな拍手で応えた。(TN)
福島原発の廃炉、汚染除去に百年 英科学誌が見解紹介 2011413 2221分 東京新聞
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 英科学誌ネイチャーは13日までに、東京電力福島第1原発の廃炉や周辺の土地の汚染対策が終わるまでには、今後数十年、場合によっては100年を要するとの専門家の見解をまとめた記事(電子版)を発表した。
 記事は1979年に米国で発生したスリーマイルアイランド(TMI)原発事故処理に加わった複数の専門家の見解に基づき、損傷しているとみられる燃料を含めた炉内の放射性物質の除去に長期間を要する上、原子炉の冷却が進んで中の状況を調べられるようになるまでも長い時間が必要になると指摘。
 沸騰水型原子炉の特徴として、多数の配管や弁などが複雑に配置されていること、使用済み燃料を運び出すためのクレーンなどが爆発で破損していることなどによって、福島第1原発の廃炉は「TMIよりはるかに困難な作業になる」との意見も紹介。
 TMIよりもはるかに大量の汚染水の処理が必要になることからも、86年に原子炉が爆発し、最終的な対策の除染の終了が2065年までかかるとされている旧ソ連の「チェルノブイリ原発と同様の除染対策が必要になるだろう」と指摘した。(共同)

4月13日(水)
「街」の朝
昼食は豚とじ丼…紅しょうがとたっぷりのネギ
夕食はイナダの刺身、ボタンえび の卵 クーブ・イリチー
枝豆豆腐 アスパラ・トマト・椎茸ソテー アーサー汁
ショウちゃん漬け白菜
「街」屋台、圧倒的
今日の街屋台はものすごい大盛況です!!!
 
昼間に「すべての原発を今すぐ廃止に!!」の署名をしてくれた人が初参加です。
その人は「関町に引っ越してきて2日目。こんな出会いがあるなんて・・・・」と、一緒に飲みましょうと誘ってくれた、と、“涙”
いろいろ話すうちに「国家権力に対する怒り」で「街」と意気投合。うれしくてまた“涙”
 
冤罪の話になって、星野文昭さんのことになり、今週号の「前進」を見せたところ、冤罪のひどさを記事で読んで怒りのあまり、また“涙”
「ともに闘おう」と、一気に“仲間入り”です。
こんな出会いを経験させてもらって、こちらこそ、感激です。
飯田橋で原発反対署名が続々集まる!
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
この間、「原発反対署名」を飯田橋駅前で集めています!

東北では一昨日、一時間で250筆集まっています!

飯田橋でも、ものすごい反応です。

1000万筆の原発反対署名を集め、全ての原発を即時廃止に追い込もう!!

今日のビラ その①

全原発を即時停止・廃絶せよ〈3〉

原発労働は被曝不可避  非正規労働者使い捨て
 原発労働は被曝不可避
 非正規労働者使い捨て 3月24日、福島第一原子力発電所3号機で作業していた3人の労働者が被曝(ひばく)した。これは“非常時の混乱したなかでのやむを得ざる事故”などではない。東京電力資本(そして原発を稼働させているすべての電力資本)は被曝労働を当然のこととして原発を運転している。福島第一原発の事故対応でも労働者の被曝防止を考えていないことが新聞報道から明らかとなっている。多くの労働者の自己犠牲的な闘いの陰で、労働者の命がどこまでも踏みにじられているのだ。

 3人は外部被曝のみならず内部被曝もしていたにもかかわらず、28日には退院させられた。労働者殺しそのものだ。到底許すことはできない。

(図 国内原発 運転26基、定期点検などで停止18基、震災で停止10基、計画14基 ※政府は昨年6月、2020年までに9基、2030年までに14基以上の原発を新増設するエネルギー基本計画を閣議決定している)

「安全運転」論は完全なウソ 
 原発は労働者を被曝させなければ一日たりとも動かない。労働者を白血病などの病に追いやり、死に至らせることで動いているのだ。「安全運転すれば大丈夫」という考えは帝国主義や電力資本のデマであり、完全な誤りだ。原発に「安全運転」はありえず、福島第一原発事故のように大事故は避けられない。

 最も訴えたい点は、原発は被曝労働を絶えず膨大に生みだすということだ。原発が人間の力で制御できないものであることが、原理的に示されている。原発は絶対に廃絶以外にない。

 原発の労働とはどのようなものか。建設工事が終了し、稼働を始めた原発には大別すると二つの労働がある。運転業務と定期検査(定検)業務だ。原発のPR映像では、コンピューターや制御盤が並んだきれいなコントロールルームが映し出される。だが、そんな所には原発労働の真の姿はない。その裏で多くの労働者が日々放射性物質や放射線にさらされている。労働者の被曝や、空中や海中への放射性物質の流出という深刻な問題が存在する。
 
 特に深刻なのは、運転を停止して原子炉などの検査や補修をする定検だ。これは法で定められており、以前は最長13カ月間隔だったが、現在は最長24カ月間隔に延長された。期間は一般的には約3カ月とされているが、1カ月程度に短縮されている原発もある(すさまじい安全破壊だ)。1日千人もの労働者を動員する。作業は、原子炉内外での放射性物質の除去、原子炉直下での配管やバルブの点検・交換など多種多様にわたる。放射性物質や高いレベルの放射線にさらされる極めて危険な作業となる。


 白血病で死亡例外ではない
 1991年10月、中部電力の孫請け会社・協立プラントコンストラクトで働いていた嶋橋伸之さんが、原発労働での被曝が原因の慢性骨髄性白血病で29歳で亡くなった。嶋橋さんは高校卒業と同時に同社に就職し、ただちに静岡県にある浜岡原発に勤務するようになった。嶋橋さんが行っていた業務は、原子炉内の中性子の密度を監視する計測装置の保守点検だった。

 嶋橋さんは定検時、原子炉の下にもぐり、装置を取り外して調べる仕事をしていた。原子炉の直下は、核燃料が外に取り出されていたとしても膨大な放射線にさらされる所だ。とくに88年9月の第1回定検時には嶋橋さんは、定検2日目、まだ核燃料が原子炉の中にあるその直下で作業をさせられていた。激しい放射線を浴びる。にわかには信じられない程の被曝労働だ。

 嶋橋さんは1989年9月頃、激しい高熱と全身の出血斑を発症、壮絶な闘病ののち、91年10月20日に亡くなった。中部電力資本は遺族による労災申請を妨害したが、裁判で争った末、磐田労働基準監督署に労災を認めさせた。

 嶋橋さんの被曝死は例外ではない。全国の原発で、何十万人もの労働者が被曝労働を強制されているのが現実だ。そのなかで数多くの労働者が数年~十数年後にがんや「原発ブラブラ病」と呼ばれる極度の倦怠(けんたい)感を発症し、何の補償もなく死亡している。人知れず野垂れ死にに追い込まれた労働者も多数いる。

 定検労働の非人間的実態
 原発で働くことになると、まず「教育訓練」が実施されることになっている。だが、福島第一原発など3カ所の原発で働いた経験があり、『原発ジプシー』の著者である堀江邦夫氏は「教育訓練については一度も受けたことがない」と証言している。またたとえ行われたとしても、それは「原発は安全」を徹底的に刷り込むための洗脳教育そのものである。20年間、配管の現場監督として原発で働いた平井憲夫氏は「教育の最大の目的は、不安の解消のため。原発が危険だとは一切教えない」と批判している。

 放射線は見ることもできず、臭いもない。したがって労働者は安全意識が働かなくなる。だが他方で労働者は漠然とした不安感にさいなまれ、絶えず苦しむことになる。

 防護服やマスクの着用の指導も皆無に等しいため、労働者は自己流で着ける。そのために、放射能に汚染された現場で作業中にマスクがはずれてしまうこともある。また、40度~50度もの高温下での労働となるため息苦しくなり、あるいは眼鏡が曇って仕事にならないため、全面マスクをはずしてしまう労働者も出てくる。
 防護服も放射線が突き抜けてしまう。そのため、労働者は、浴びた放射線の量をはかるための線量計や警告を発するアラームメーターを体に装着して作業をする。原発では、労働者の1日あたりの許容量を定めている(これ自身インチキそのもの。人体にとってこれ以下なら安全という放射線量はありえない)。放射線レベルの高いところでは、すぐに規定の量に達してしまうために数分、あるいは数十秒単位の仕事しかできない。だが、交代していたのでは仕事がはかどらないために会社が許容量を増やしてしまうこともある。また、線量計を着けさせずに作業させることさえある。

 原発労働では熟練の蓄積は不可能だ。被曝する原発労働者は必ず使い捨てにされるからだ。また、原発の危険性を徹底的に隠す「教育」をしているがゆえに、原発についての本当の知識や技術は知らされない。巨大で複雑な装置の稼働がもっぱら未熟練労働者によって支えられ、危険な原発がますます危険になる。労働者自身にとっても、全世界にとっても恐るべき現実があるのだ。
(写真 嶋橋さんが作業していた浜岡原発2号機の原子炉直下。配管やパイプが林立し、まともな作業ができず膨大な被曝を強いられる)
 資本主義の腐敗の極致だ
 さらに原発労働の最大の特徴は下請け労働者、特に定検時だけ働かされる非正規労働者の圧倒的多さだ。彼らは全国から集められる。それは新自由主義のもとで切り捨てられた原発周辺の農漁民であり、失業した労働者である。高校卒業後すぐ非正規労働者として原発で働く青年労働者も増大している。

 大恐慌と大失業下で多くの青年労働者が非正規労働を強制され、社会の3分の1を占めるまでになっているが、原発は9割を超える労働者が下請け・非正規という飛び抜けた多さだ。極限的な非正規労働こそ原発だ。

 原発こそ、労働者を使い捨て、殺し、ずたずたにし、人間の尊厳まで奪い去る資本主義の腐敗の極致であり、資本主義の最末期の姿だ。労働者が生きるためには原発は廃絶する以外ない。大震災で虐殺された数万の労働者人民、原発によって命を奪われ、病におかされた幾多の労働者の無念をはらし、連合、電力総連の裏切りを粉砕し、被災地で闘う仲間とともに労働者階級の団結で帝国主義を打倒しよう。
今日のビラ その②

 だ  ん   け  つ  2011年4月13日
№580
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

新潟で「すべての原発止めろ!」
と緊急デモ
 4月10日、新潟労組交流センターをはじめ4団体の呼びかけで「すべての原発を止めろ! 緊急デモ」が闘われた。新潟駅前の石宮公園に約50名の労働者・市民が結集し、デモ出発前の集会を行った。インターネットで今回のデモを知った青年など、初参加も多数あった。集会では「原発推進の片棒を担いできたのは連合だ。労働組合を再生させることで原発廃止を!」(交流センター代表)、「震災を口実とした解雇・合理化が東北のみならず、新潟でもすでに始まっている。解雇を許さず闘おう!」(新潟地域一般ユニオン)、「これまで自分は原発問題にほとんど関わってこなかったが、そのことを反省している。水俣病などと同じく国家・大企業の犯罪である」(弁護士)、「今の状況は戦前のような国家統制に思え、強い違和感がある。全世界の原発を止めよう!」(女性労働者)と各参加者が訴えた。

 集会後、新潟駅前からデモに出発、「自粛」ムードを打ち破って「原発は危険だ!」「東電と政府は避難民に補償しろ!」「柏崎・刈羽原発を止めよう!」と力強いシュプレヒコールを叫び、通行する労働者・市民の圧倒的な注目を集めた。

 集会・デモに先立って、新潟労組交流センターは第20回総会を開催し、反原発・被災地支援をはじめ国鉄闘争全国運動で労働組合を再生させていく方針を確立した。

 3・11大震災情勢の中で、これまで以上にすべてを引き受けて闘うことが必要なこと、多くの労働者が思っていることを方針化し、主張を値引かず訴えることなどが討論で強調された。6・5全国集会に向けたオルグ戦に突入しよう!(新潟・運輸労働者)

地域に新たな団結築いた!
西村候補に、共に闘う2213票!
 4月10日投開票の相模原市議選に立候補した西村綾子さんは、3・11大震災と福島第一原発事故に対し被災地救援とすべての原発の即時停止、震災解雇を許すなと真正面から訴えて大奮闘し、2213票を獲得したが当選に及ばなかった。
 しかし、相模原市が政令指定都市化され、全市1区だった選挙区が3分割の小選挙区とされる中、西村さんは最激戦区となった南区で労働者・住民とともに奮闘、南区での獲得票を短期間に前回から1千票も拡大した。この2213票は、大震災と大津波、原発事故で誰が殺され、誰がそれでも原発を維持・推進しようとしているのか! この期に及んで情報隠しとウソでごまかそうとする菅民主党政権と東京電力への怒りの1票1票であり、2213人の労働者、住民が行動に決起したということだ。

 10日夜、選挙事務所で報告集会が支持者、運動員を結集して開かれた。選対本部長で神奈川労組交流センターの鈴木一久さんが、「厳しい結果は結果だが、正々堂々として受けとめる。しかし、この選挙戦を原発絶対反対で闘った結果、労働者・住民のとてつもないエネルギーを引き出した。ノーモアフクシマ! 日本社会がいかに腐敗しているか。非正規労働者の被曝なしに成り立たない原発、その原発なくして成り立たないという腐敗した日本社会。これが新自由主義の正体だ。こんな社会にわれわれの未来はない。労働者が団結したら勝てる。自由民権運動の戯れ歌に、住民の『住』という字は人が主人公、主人公の主という字を分解すると、王の上に釘を打つんだ! 職場に地域に闘う拠点をつくり、新たな闘いを巻き起こしていこう!」と檄を飛ばした。

 西村選挙の先頭に立った家族が乾杯の音頭を取った。「まだまだ闘いは続く。僕も黙っている場合じゃない。いっぱい声を出させてもらった。ありがとう、お母さん! 頑張りましょう!」。悔しさ、無念は当たり前。力を出し切って闘いぬいた10日間の選挙戦が生み出した新たな出会い、新たな団結! 掲げた公約を実現する運動をこの場から始めよう! 集まったみんなの気持ちだった。

 翌朝7時、西村綾子さんを先頭に地元の小田急相模原駅前に立ち、選挙戦の報告とお礼のあいさつを行った。
マイクを持った西村さんは、「この選挙戦で多くのことを学び、皆さんから多くのパワーをいただいた。残念ながら届きませんでしたが、新しいうねりの出発点となりました。“ひとりは万人のため、万人はひとりのため”、選挙戦で出会った皆さんと地域に合同労組をつくって震災解雇や賃下げに立ち向かいます。福島の原発事故、安全な原発なんかないことがはっきりしたじゃないですか。公務員を削減して震災に強い街なんかできません。運動し、行動し、社会を変える新たな一歩を始めます。労働者・市民は団結し、地域に活動の拠点をつくっていく。選挙戦のこの結果は政令指定都市化の結果です。オール与党の議会では労働者・市民の声が届かない。でもあきらめずに立ち向かいましょう。大きな団結をつくりました。大震災で自粛だとか政治休戦だといわれましたが、争点をはっきりさせて選挙をやってよかった。社会保障や医療や教育の切り捨て、雇用対策という名の非正規職化、自己負担、自己責任という名の増税、今まさに日本が世界大恐慌の発信地になろうとしている。皆さんの怒りとしっかり結んで、労働者が主人公となる社会をつくり出しましょう! エジプト革命をやった労働者に続きましょう! 私たち労働者が筋を曲げずに闘えば、社会は変えられる。労働者にはその力があります。3・11大震災と原発事故を選挙戦で訴えることができた。訴えたことには大きな手応えがあった。これからやるべきことが見えた選挙戦でした。皆さん、ありがとうございました。新たなスタートです!」

 まさに絶対反対を貫く2213人の西村綾子を獲得した選挙戦だった。ここから大恐慌下での大震災・原発事故に立ち向かう闘いを大きくつくり出そう! その展望をがっちりつかんだ選挙戦だった。(M)



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